大学生の息子がアルバイトで「月10万円」稼いでいます。あまり多いと「親の所得税」が10万円ほど増えると聞きました。子どもが稼ぎすぎると、親は“損”なのでしょうか?
子どもの収入が増えると、子ども自身にもデメリットはある
大学生の子どものアルバイト収入が増えすぎると、子ども自身にとってもマイナスとなる場合も少なくありません。 具体的には、年収が103万円を超えると、親の扶養控除が無くなるとともに、子ども自身が所得税を負担する必要があります。 ほかにも、20歳以上の学生は特例によって国民年金保険料の納付の猶予を受けられますが、対象となるのは一定の所得以下の場合です。国民年金保険料は月額で1万6980円(2024年度)ですので、決して軽い負担ではないのではないでしょうか。
まとめ
大学生の息子がアルバイトで稼ぎすぎると、「特定扶養控除」から外れて親である自分の税金が年間で10万円以上増えてしまう可能性があります。 アルバイトを応援することは大切かもしれませんが、家計全体に与える影響も考慮しつつ、一度子どもと働き方について話し合っておくのも良いでしょう。 出典 国税庁 No.1180 扶養控除 東京都主税局 個人住民税 国税庁 No.1199 基礎控除 国税庁 No.1410 給与所得控除 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部