【学費一覧表】幼稚園から高校まで「公立」なら総額約574円!オール「私立」なら3倍以上に…
国公立大学と私立大学の学費は?
次に国公立と私立文系、私立理系といった進学先別の大学の学費のデータを紹介します。 ●国立大学 国立大学の学費は、省令によって授業料の標準額が決められています。国立大学の入学金と授業料の標準額は以下のとおりです。 ・入学金:28万2000円 ・授業料:53万5800円 これらの学費の4年分を合計すると、242万5200円となります。 ●公立大学 公立大学の学費は大学ごとに決められていますが、授業料はほとんどの大学で国立大学の標準額が採用されています。 入学金は多くの大学で、大学所在地の出身者は優遇されています。公立大学の入学金と授業料の平均額は以下のとおりです。 ・入学金(地域内):22万5674円 ・入学金(地域外):38万8206円 ・授業料:53万6191円 ●私立大学 私立大学の学費は入学金、授業料以外に施設設備費を毎年納付しなければなりません。以下は文系、理系ごとの学費の平均額です。 文系学部 ・入学金:22万3867円 ・授業料:82万7135円 ・施設設備費:14万3838円 理系学部 ・入学金:23万4756円 ・授業料:116万2738円 ・施設設備費:13万2956円 医歯系学部 ・入学金:107万7425円 ・授業料:286万3713円 ・施設設備費:88万566円 その他学部 ・入学金:25万1164円 ・授業料:97万7635円 ・施設設備費:23万1743円 全体平均 ・入学金:24万806円 ・授業料:95万9205円 ・施設設備費:16万5271円 全体平均からの4年制大学の4年間の学費合計は473万8710円と、国立大学の約2倍です。
大学の学費準備に児童手当を活用
児童手当は大学の学費準備のために積み立てましょう。児童手当は中学校卒業までの子どもを養育している保護者に支給されるお金です。支給額は以下のとおりです。 ・0歳~3歳未満:一律1万5000円 ・3歳~小学校修了前:1万円(第1子・2子)、1万5000円(第3子以降) ・中学生:一律1万円 たとえば、0歳から15歳までの15年間、児童手当を全額貯蓄に回した場合、利息を除いても約200万円が貯まる計算です。 支給された児童手当を生活費などに使ってしまわずに積み立てると、必要な学費の一部を準備できます。 現在の児童手当には保護者の所得制限がありますが、2024年10月からは所得制限撤廃の他、以下のような改正が予定されています。 ・支給を高校生まで拡充 ・第3子以降は月額3万円 この改正により、より多くの学費を児童手当で準備できるようになるでしょう。