不登校の児童・生徒の数は7年連続で過去最多 いじめや不登校などに関する昨年度の調査結果発表
鹿児島読売テレビ
県内の公立学校でのいじめや不登校などに関する昨年度の調査結果が発表されました。不登校の児童・生徒の数は7年連続で過去最多となりました。 県教育委員会は県内の小、中、高校など計789校の公立学校の児童や生徒を対象にいじめや不登校などに関する調査を行いました。 その結果、昨年度確認されたいじめの件数は、前の年より154件少ない1万666件でした。 いじめの内容は「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く、全体の6割以上を占めています。一方で不登校の児童や生徒の数は増え続けています。 昨年度は前の年より925人多い5432人で、7年連続で過去最多を更新しました。 過去10年で比較してみると、新型コロナが流行し始めた令和2年度から不登校の人数が増えていることがわかります。 コロナ禍で外出する機会が減り登校する意欲が低下したことが原因の1つと考えられるということです。 (県教育委員会高校教育課 山元尚史 生徒指導監) 「子供たちがどういうところに困り感を持っているのか、なぜ登校できないのか学校で丁寧に聞き取ってもらって、専門家の知見を活用しながら個別の対応をしていただくようお願いする」 県教育委員会ではアンケートの実施や相談の機会を増やすなどしていじめなどの事案を1件でも多く解消していきたいとしています。