超豪華キャンパー「キャンプ ア ラ ハリウッド」のオーナーはウィル スミス、ジェニファー ロペス、ブラッド ピット等
アンダーソンは1999年にスター トラックスを売却し、翌年は家族とともにカリブ海を航海した。しかし、海にいる間、彼は少し退屈になり、バスの代わりにトラクタートレーラーのプラットフォーム上に作られた革新的な巨大キャンピングカーの設計図を描き始めた。
最も印象的なアイデアは、トレーラーに電動ルーフリフトシステムを取り付けたことで、駐車時には2階建ての家に変身する。上階は上に伸びるが、走行時には全体がトラックの法定最大高さまで下がるので、トンネルの前で立ち往生することはない。
ウィル スミスがプロトタイプを180万ドル(約2億8,440万円)で購入
そこでアンダーソンはカリブ海から帰国すると、エンジニアリングの技術を必要とする新しいアイデアの実現に取りかかった(ちなみに彼は現在72歳)。コンセプトデザインでは、アッパーデッキを1メートルほど昇降させる8つの油圧ピストンを想定していた。これは同期させるのが難しく、当初は故障が起こりやすかったため、すべてが完璧に機能するまでに400万ドル(6億3,200万円)の研究開発を要した。アンダーソンは特許を取得した。最初のプロトタイプはフルサイズ、すなわち全長22.5メートル、重量30トン、22個の車輪がついていた。2階の開閉式居住スペースに加え、1階には3つのスライドアウトがあった。
プロトタイプが180万USドル(約2億8,440万円)でウィル スミスに売却されたとき、その内装は多数の部屋とアメニティを備えた高級アパートと変わらなかった。すべてが最高品質だ。例えば、いわゆる「スタートレック」と呼ぶドアは電動で開閉し、映画のように「ウィーン」という音がする。AMEの内装工事は現在、有名なヨットやプライベートジェットのフィッターが担当している。御影石の調理台、木と御影石の床、イタリアンチェリー材で作られた特注家具、LED照明、そして信じられないかもしれないが14台のテレビ。ウィル スミスは俳優なので、トイレの中でも映画を見たいのだ。
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