7GB/sクラスの2TB SSDが約1.6万円など高速品に動き、8TB NVMe SSDには約14万円の過去最安品も [6月後半のSSD価格]
7GB/sクラスSSD 2TB SSDが約1.6万円など高速品に動き過去最安14万円の8TB NVMe SSDも 【画像】Team「T-FORCE GE PRO」も2TBが再入荷(6月22日撮影) PCIe 5.0 x4対応では、MSI「SPATIUM M570 PRO FROZR」2TBが久々に再入荷。最大データ転送速度はリード12,400MB/s、ライト11,800MB/s、総書き込み容量は1,400TBWで、大型ヒートシンクを搭載している。価格は以前と同じ43,980円(1GB単価22.0円)で、12,000MB/s以上の最速級2TBとしては最も安価だ。 また、前回お伝えしたTeam「T-FORCE GE PRO」は2TBが一時品切れしていたが、今回調査では発売当初と同じ63,100円で再入荷。Crucial「T705」はヒートシンク搭載2TBが800円安の66,280円など若干下がっている。 □7,000MB/s級で最大の8TBが14万円 モデル数の最も多いPCIe 4.0対応・6,000~7,000MB/s級の最安は、4TBが引き続きLexar「NM790」で43,800円(1GB単価10.7円)、2TBがPrinceton「PHD-ISM2G4」で3,200円安の15,780円(7.7円)、1TBも「ISM2G4」で1,800円安の8,980円(8.8円)。 このうちPrincetonは前回調査で上昇していたが、今回再び格安に。1万円以下で入手可能な7,000MB/s級・1TBモデルもこれ以外にない。 8TBクラスはTeam「MP44」(158,800円)に加え、ADATA「XPG GAMMIX S70 BLADE」が登場。「XPG GAMMIX S70 BLADE」は2021年に2TBが49,800円、2022年に4TBが71,830円で出ており、2年ぶりの新入荷となる。シリーズ最大容量の8TBは、最大リード7,300MB/s、ライト6,300MB/s、総書き込み容量5,920TBW。価格は139,800円(1GB単価17.5円)で、M.2/NVMeタイプの8TBとしては過去最安だ。 値動きの面では上述したPrincetonのほか、Western Digital「WD Black SN850X」4TBが5,820円安の56,980円で特売。ただし、Western Digital「WD Black SN850X」のヒートシンク搭載版は特価が終了し、前回比1,000~1,300円ほど上がった。ほかに、Samsung「990 PRO」ヒートシンク非搭載4TBが2,000円安の56,980円、キオクシア「EXCERIA PRO」2TBが1,000円安の19,980円など、特価・下落が散見される。 □Seagateの超小型SSDが急落 PCIe 4.0対応・5,000MB/s級の最安は、4TBがCrucial「P3 Plus」で1,820円高の39,800円(1GB単価10.0円)、2TBがTeam「Z44A5」で400円高の17,580円(8.6円)、1TBもTeam「Z44A5」で200円高の9,980円(9.7円)、500GBクラスがADATA「LEGEND 850 Lite」500GBで330円安の6,600円(13.2円)。 3,000MB/s級以下のPCIe 4.0/3.0対応では、4TBがKingston「NV2」で37,180円(1GB単価9.3円)、2TBがPrinceton「EPHD-ISM2」で14,630円(7.1円)、1TBもPrinceton「EPHD-ISM」で7,920円(7.7円)。500GBクラスはADATA「LEGEND 800」500GBが100円安の5,980円(12.0円)、ADATA「LEGEND 700」512GBが200円高の5,980円(11.7円)となっている。 値動きで目立つのは、超小型SSDのSeagate「FireCuda 520N」で、2TBが6,820円安の23,980円、1TBが4,000円安の12,980円に急落。値上がりしたMicron「2400」を尻目に、M.2 2230サイズ・5,000MB/s級で最安となった。 このほか、Western Digital「WD Black SN770」1TBが990円安の11,990円(1GB単価12.0円)で特売。一方、Crucialは「P3」4TBが2,010円高の37,980円となったのをはじめ、Crucialの「P3 Plus」と「P3」も値上がりしている。 □Samsung製4TBが4万円割れ 2.5インチ・SATAタイプの最安は、4TBがCrucial「BX500」で39,680円(1GB単価9.9円)、2TBがTeam「GX2」で15,380円(7.5円)、1TBクラスがaddlink「S20」1TBで400円安の7,880円(7.7円)、500GBクラスがADATA「SU650」512GBで200円高の5,080円(9.9円)。 価格が大幅に動いたのは、Samsung「870 QVO」4TB。複数ショップで前回比5,100円安の39,880円(1GB単価10.0円)に急落し、上述のCrucial「BX500」に200円差まで迫っている。Western Digital「WD Blue SA510」は2TBが1,300円安の22,680円(11.3円)、1TBが890円安の11,790円(11.8円)、500GBが500円安の6,980円(14.0円)と特価が目立つが、シリーズ最大の4TBは3,000円高の47,800円に上がった。 なお、4TBクラスで前回最安だったCrucial「MX500」は、安値(37,980円)を付けていたショップが今回調査で品切れ。一気に20,700円高の58,680円となっている。
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