FC東京と柏は3―3の打ち合い U―23日本代表から帰還のMF松木玖生は芸術ボレーで今季2点目
◇明治安田J1リーグ第13節 FC東京3―3柏(2024年5月11日 味スタ) FC東京と柏は激しい打ち合いの末に、3―3で引き分けた。 前半2分に柏FWサヴィオが先制弾を決めたが、FC東京がすぐに反撃。同6分、FW仲川輝人がCKからこぼれ球を頭で押し込む。同32分にはFWディエゴ・オリヴェイラがPKを決めて勝ち越した。さらに同37分。左CKのクリアボールに反応したMF松木玖生が、ペナルティーエリア外から鮮やかな左足ボレーを決めた。 だが、前半終了間際にFC東京のGK波多野豪が一発退場。後半は数的優位に立った柏が主導権を握った。1分、DF犬飼智也が右足でロングシュートを叩き込むと、13分にMF島村拓弥が2戦連発を決めて追い付く。その後も再三のチャンスをつくったが、粘り強く守るFC東京の前に最後の精度を欠いた。 パリ五輪出場権を獲得したU―23アジア杯からチームに帰還したU―23日本代表の松木は、復帰初戦でキャプテンマークを巻いてフル出場 。芸術的な左足ボレーで今季2点目をマークするなど、チームをけん引した。 U―23組では柏のFW細谷真大、DF関根大輝も先発出場。前線で攻撃の起点となった細谷は、前半終了間際にボール奪取から波多野の退場を誘発。試合終盤は立て続けにエリア内からシュートチャンスを迎えたが、枠を捉えられなかった。 FC東京のGK野沢大志ブランドン、MF荒木遼太郎はメンバー入りしなかった。