三役復帰の朝乃山が夏場所休場 右膝負傷、大幅に調整遅れ
大相撲の東小結朝乃山(30)=本名石橋広暉、富山県出身、高砂部屋=が夏場所(12日初日・両国国技館)を休場することが9日、決まった。4月下旬から右膝を痛め、調整が大幅に遅れていた。 【写真】「あの子、すごいな」新弟子検査から親方衆を驚かせた天才力士 どん底から這い上がった小兵の知られざる魅力と、踏み出した新天地
今場所は約3年ぶりの三役復帰だったが、大関返り咲きへ出直しを余儀なくされた。朝乃山は「悔しい思いはある。休場するからにはしっかり治したい」と述べ、途中出場には否定的。師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)は「まだ30歳になったばかり。焦りはあると思うが落ち込んでいる場合ではない」と奮起を求めた。 朝乃山は4月25日の春巡業で負傷し、右膝内側側副靱帯損傷で全治3週間と診断。本格的な稽古ができていなかった。