侍ジャパン選出の青学大・西川史礁が開幕戦V打 視察した井端監督は技術以外も評価
◆東都大学野球春季リーグ戦第1週第1日▽青学大1―0国学院大(8日・神宮) 3連覇を目指す青学大が、国学院大との開幕戦を制した。1回2死二塁から、3月に侍ジャパンに選出された4番・西川史礁(みしょう、4年=龍谷大平安)が左前適時打を放ち、これが決勝点となった。 4年春のファーストスイングが、値千金の決勝タイムリーとなった。1回2死二塁の先制機。カウント2―1から西川が甘いフォークボールをたたくと、打球はゴロで左前へ抜けていった。 「いつも打席で考えているのは、積極的にフルスイングすること。うまく、浮いた変化球を運ぶことができました」と、笑顔を見せた。V3へ好発進を決め、安藤寧則監督(46)は「結果的には“スミ1”。あそこで最初にきっちり結果を出せたのはよかった」と4番の仕事をたたえた。 7回にも内野安打を放ち、4打数2安打1打点の活躍。視察に訪れていた侍ジャパンの井端弘和監督(48)は「開幕戦でも落ち着いていた。気負いも感じなかった」とうなずいた。欧州代表との強化試合での活躍で注目度が一気に高まった“東都のスター”が、心身の充実を示し大学ラストイヤーのスタートを切った。(浜木 俊介)
報知新聞社