ワシントン中心部にフェンス 選挙後の混乱に備える米首都
コロンビア特別区、11月5日 (AP) ― 11月5日の大統領選挙を2日後に控えた3日、ロシアとイランが選挙後、米国内で暴力的な抗議活動を扇動する可能性があると情報当局が警告していることを受けて、首都ワシントンでは市内の中心部に金属フェンスが建てられている。 クレムリンがトランプ前大統領を支援している一方で、モスクワの最終的な目的は「米国を分裂させ、ウクライナとNATO同盟に対する支援を弱体化させることだ」というのが、米国の情報機関と民間アナリストの一致した意見だ。 情報当局の調査結果にもかかわらず、ロシアもイランも、米国の選挙に影響を与えようとしているという主張を否定している。 選挙後の数日間に、偽情報に煽られた暴力が勃発する懸念がある。 2021年1月6日、トランプ前大統領が2020年の選挙結果を受け入れないことから、支持者らが連邦議会議事堂を襲撃した事件と状況が似ている。 トランプ前大統領は、首都ワシントンとジョージア州の両方で2020年の選挙を覆そうとした罪で起訴されている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)