「未来の韓国大統領候補」与野党の若手議員2人に聞く 対日関係、国内政治はどうなる ソウル特派員発
--日韓の懸案をどう解決すべきか
「これまで両国の政治家間で意思疎通が不足していた。私は日本の若い政治家と、夜を徹してでも深く話し合いたい。互いの立場を共有し、相手への誤解がなかったかも確認すべきだ。その上で協力関係を強化できれば、韓日が勝てない国はない。経済、文化など各分野でシナジー(相乗)効果を生みだせるはずだ」
--日韓共通の課題である少子化問題をどう解決する
「世界には『一人の子供を育てるには一つの村が必要だ』ということわざもあるという。親だけに集中している育児の負担を、共同体で分担する仕組みを作らなければいけない。その上で、共同体でカバーできない費用補助を政府が支援する枠組みが必要だ」
--最年少で再選を果たし政治家として順調なキャリアを築いている。将来的に大統領を目指す考えは
「私は、家の回りのごみ捨て場の問題に関心を持つ高卒の10代の若者などでも政治の道に進むことができ、生活に密着した政策が数多く提示されるのが望ましい政治風土だと考えている。政治家としての大きな夢を語るのは、そうした目標から遠ざかるようではばかられる。自分の経験や知識を誇示するのではなく、ひたすら有権者の話を聞く活動を続けていきたい」