新NISAで「2024年高配当の株価」を選ぶにはどうすればいい?選び方3選
新NISAの運用が始まり、2023年以前より多額の資金を非課税で投資に回せるようになりました。 【写真で見る】NISAでは運用益(売却益・配当/分配金)が非課税になる! これを機に高配当株投資にチャレンジしようとしている方も少なくないでしょう。 高配当株に該当する銘柄は多数あるので、銘柄選びに困る方もいます。 そこで今回は高配当株の銘柄の選び方について紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
そもそも高配当株とは?
株式における高配当の考え方や、高配当の目安についておさえておきましょう。 ●配当利回りが高い株が高配当株 株式においては「配当利回り」の高い株を高配当株と考えるのが一般的です。 配当利回りは、簡単に言うと以下の式で計算される値で、高いほど投資額に対して年間の配当の割合が高いことを意味します。 配当利回り=年間配当額 ÷ 必要投資額(実質的には株価を使用)×100 株は銘柄によって株価が異なるため、単純な配当額では配当の多寡を測れません。 たとえば、1株あたり年間50円の配当を出す株が二つあり、A株の株価が1株5000円、B株が1株2500円だとします。 5000円で投資する場合、A株は1株しか買えませんが、B株は2株買えます。 配当額は「1株あたり」なので、A株なら年間50円の配当が得られるのに対して、B株は100円(50円×2株)の配当が得られます。 投資金額が同じなら、B株の方が高い配当が得られます。 配当利回りを見れば、このような株価の水準の違いも加味して、株の配当水準を分析できるのです。 ●高配当の目安は? 市場環境にもよるため、高配当といえる配当利回りに厳格な基準はありません。 しかし、2023年12月時点で確認できるデータに基づくと、3%程度以上が一つの目安となります。 東京証券取引所によると、2023年11月末の配当利回りの加重平均はプライム市場で2.16%、スタンダード市場で2.15%です。 少なくとも市場平均であるこれらの数値を上回っている必要があるでしょう。 また、高配当株インデックスETFの例として「上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)」の利回りを見てみると、2023年6月末時点で3.18%となっています。 主に日本の高配当株へ投資するこういったETFの利回りの水準も一つの目安となります。 以上を勘案すると3%程度以上というのが足元の高配当株の一つの目安といえそうです。