【解説】相次ぐ強盗…狙われないためにできることは?
■窓からの侵入窃盗が最多…なぜ
山崎誠アナウンサー 「街のみなさんも不安を感じる場面があったということですが、どういった対策ができるのか、ここからは防犯アナリストの桜井礼子さんに聞いていきます」 「一連の事件では、主に戸建ての住宅が被害に遭っています。その中では窓ガラスが割れていたケースが多くあったということなんです。警視庁による令和5年の一戸建て住宅の侵入口のデータを見ると、窓からの侵入窃盗が55.2%と最も多かったということです。侵入経路として窓が多いというのはどういったことなんでしょうか?」 日本防犯学校副学長 防犯アナリスト 桜井礼子さん 「玄関ドアのカギを不正解除するのにも技術がいります。家人にわからないように窓ガラスを割るのも技術がいります。今回は技術もなにもいらないという手口を使ったんだと思います」
■犯行をしにくい環境をつくるには?
山崎アナウンサー 「ドアは簡単にはいかないということで窓を狙ったということです。ではその窓が狙われるという中で、どういった対策をとればいいのか。桜井さんに話を聞くと、これは犯罪者に都合が悪い状況をつくるのがいいということですが、犯罪をしづらい状況をつくるのがいいと」 桜井さん 「そうですね。犯行をしにくい環境をつくることが大事だと思います」 山崎アナウンサー 「ポイントをまとめました。まず窓ガラスを防犯ガラスにしたり、防犯フィルムや補助錠を活用するということですね。これはどういった理由になるんでしょうか?」 桜井さん 「できればですね、1階部分の人が入れそうな大きさの窓は防犯ガラスにしていただくか、防犯フィルムをガラス全面に貼っていただきたいです。それプラス補助錠。外から簡単に外すことができない補助錠を活用していただきたいと思います」 山崎アナウンサー 「窓ガラスにはカギがありますけれども、それだけではなくてカギを刺して回して開ける補助錠をつけると」 桜井さん 「そうなんです。カギをつけないと着脱しないというタイプがありますので、そういったものをぜひご使用いただきたいと思います」 森圭介キャスター 「それは後からつけることはできるんですか?」 桜井さん 「後から、女性でも簡単につけることができますので、ぜひそういった補助錠を活用していただきたいと思います」