【Like~an~Angel ライヴ映像配信記念 特集(全3回)】 L’Arc~en~Ciel、Like~an~Angel、TETSUYA すべてをクリエーションするtetsuya にソロインタビュー
ソロライヴ<TETSUYA Billboard Live Tour 2024>
――ラルクの前に12月からはソロライヴ<TETSUYA Billboard Live Tour 2024>も開催されます。 tetsuya いつもよりもちょっと今回は早めなんですよね。12月に入ったらすぐに始まりますから。まだ僕、ライクロス状態なんですが(笑)準備しないとね。ライヴはそんなに新しいことをやる感じではなく、恒例な感じで。Billboard自体がああいう特別な非日常的な空間なので、それを僕も楽しみたいし、ファンのみんなにも楽しんでもらいたいなと思ってます。 ――いつもはクリスマスシーズン中開催なので、ファンの方々も衣装や小物までクリスマス仕様にしていらっていますが。今回そこはどうしましょうか。 tetsuya ハロウィンが終わったら世の中クリスマスでしょ? だから、いつものようにクリスマス仕様でいいんじゃないですか。 ――いつもの椅子のメンバーに、新しい椅子が加わる予定は? tetsuya ないです。僕、椅子はいっぱい持ってるんですけど、前回と同じメンバーだと思います。譜面台も。 ――Billboard Live Tour、ファンの方々にはどんな風に楽しんでもらいたいですか? tetsuya 12月って、1年のうちでも1番街がキラキラして、気持ちもわくわくする季節だと思うんで。そんな特別な空気感のなか、みんなおしゃれして、ドレスアップして、Billboardに集まってくれたら嬉しいな。 ――このツアーで2024年のtetsuyaさんのライヴ活動はフィニッシュ。そうして2025年が開けると。 tetsuya ラルクの東京ドーム。そのあとは4月26日にEX THEATER ROPPONGIでライクのワンマンですね!
予想を超えて育っているLike~an~Angelのツアーを終えて
――ライクの話が出たので、ここからはLike~an~Angelの話を聞いていきたいと思います。これは私の勝手な想像なのですが、ライクはいま、コピーバンドという範疇を超えて、バンドになってきているんじゃないかと感じているのですが。 tetsuya そうなんです! 僕が予想していた以上、それを超えて育ってるんですよ。 ――そうなるきっかけはあったのですか? tetsuya ツアー(Like~an~Angel「CLUB CIRCUIT 2024 L'Arclassic」)中に火がついたんです。初日の福岡は「まだコロナ禍で声出されへんのやな」って思うぐらいお客さんが大人しい感じで、静かだったんですね。大阪は福岡よりも盛り上がりましたけど、まだ大人しかったんですね。それが、名古屋で急に! 「今日なんかあった?」って、こっちがびっくりするぐらい盛り上がって。もちろんその後の東京も凄かったんですけど、きっかけは名古屋だったんですよ。もうね、開演前からお客さんがノッてて。しかも、それが裏拍とりながらだったから「名古屋やるじゃん」って俺らもなって。 ――そうして名古屋で火がついていった、と。 tetsuya 僕がやってるサタキン(ニコニコにて配信中のてっちゃんねる「TETSUYA SATURDAY KING RADIO」のこと)という番組で、僕が福岡公演の感想をいったんですよ。「まだコロナ禍で声出されへんみたいな感じだったから、もうちょっと声を出して欲しいよね」みたいなことを多分話したんですよ。それが配信された直後にやったのが名古屋だったから、そういうのもあって火がついたんだと思います。 ――そうして火がついてしまったライクの今後。tetsuyaさんのなかで、構想はすでにあるのですか? tetsuya まだいえません(微笑)。 ――その表情からは、すごい構想が待ち構えていそうな予感が…。 tetsuya あるけど、まだいえない(笑顔)。もう、僕もびっくりするぐらい、彼らはすごいから。いや、本当に。このツアーで、みんな考えてることが同じだったんだなって思いました。すごくいいチームなんですよ。今回ね、ツアーは福岡から始まって。2週間ぐらい空いて大阪、名古屋、東京だったんですけど。その2週間の間にバーベキューをやったんですよ。メンバーで。メンバーとガッツとゆーやん(管原祐也)さんとで。ゆーやんさんというのはサタキンの放送作家さんで、僕が頼りにしているブレーンの1人なんです。Like~an~Angelを始める前、僕がこの構想を打ち明けたとき「めっちゃいいっすね、それ!」といってくれたのがゆーやんさんなんです。 jekyllの映像をラルクの映像を作ってるスタッフに見せてもらって。「めっちゃくちゃhydeやん!」って話になって「俺には昔からラルクのコピーバンドをやりたいという構想があって。jekyllをヴォーカルでコピーバンドやるのどうかな?」っていう話をゆーやんさんにしたら、ゆーやんさんはすでに彼の存在を知ってたの! ――え? jekyllの存在を? tetsuya そう! それで「絶対にそれは面白からやろうよ」っていう話になり、ゆーやんさんはjekyllの存在を知っていたのに自分がそのアイデアを思いつかなかった事に悔しがってました。 ――そんな方々も含め、メンバーみんなでバーベキューをやったと。 tetsuya うん。jekyllの家で。 ーーえっ? 海外ですか? tetsuya ううん。日本。彼は普段は海外に住んでるんで、僕、用意したんですよ。家を。ツアーで1カ月ぐらい日本にいることになってたから、その間ホテル暮らしもなんだからと思って、家を用意したんですね、僕が持ってる物件の1つを、jekyllの家として。 ――tetsuyaさんは王子様ですか(笑)。やることがカッコよすぎ! tetsuya そこはリビングが広くて屋上もあって、庭も広い家だったからjekyllは「1人だと広すぎて寂しい」っていってたんですね。それで「じゃあバーベキューやろう」っていってみんなで集まって。ゆーやんさんはキャンパーで料理も上手だから、キャンプ飯を作ってもらって。 ――そこで、さらにバンドとしての意識がみんなのなかで高まっていった。 tetsuya そうですね。結構みんな、いいたいことをいいあって。酔った勢いでいいすぎやろうっていうことまでいって、喧嘩してるメンバーもいましたからね。俺は「喧嘩してもいいけど仲悪くならないでねって」って言ってました(微笑)。 ――いいエピソードですね。1本のツアーのなかで、こうしてライクが1つのバンドとして急激に固まっていった訳ですね。 tetsuya うん。だから、もう(L’Arc~en~Cielの)コピーバンドとかいらなと思ってます。本当に想像していた以上に、ライクが転がっていってて、いま楽しいです。自分でシミュレーションして、思い描いていたものはもうすべてクリアしちゃったんで。ライクは。いまはその先をいっちゃってるんですよ。 ――予想外のスピードでバンド感が高まっていったということですね。 tetsuya うん、そうですね。ここまでは俺も想像できなかった。でも、元々僕はバンドにしたいっていう思いがひと一倍強かったから、メンバーのことを“サポート”とか呼ばれるのも嫌で。僕自身はライク始めたときから、一緒に“バンド”をやってるという感覚でやってきてて。それが、みんな同じ考えでいてくれてたんだなということを、今回ツアーを回りながら感じられたのは嬉しかったですね。 それで、ファイナルの東京公演は僕の誕生日当日だったじゃないですか? 公演後、プライベートな打ち上げで、メンバーからもらった僕へのサプライズプレゼントが凄すぎて。もう、本当に「凄いな~。このメンバーでよかったな」と思いました。僕もまったく想像できないような、想像を絶するプレゼントをメンバーからもらったので、めちゃくちゃ感動して。改めて「凄いな、このメンバー」って思いになりましたね。 (次回はそんなライクのメンバーたちが大集結! tetsuyaとともにライクについて、シークレットエピソードを明かしながら熱い鼎談を繰り広げます) 取材・文/東條祥恵 ■Like~an~Angel CLUB CIRCUIT 2024 L'Arclassic ライヴ配信:11月10日(日)19:30~ライヴ終了まで 見逃し配信:配信準備完了次第~11月24日(日)23:59まで 【出演】 Like~an~Angel Vo.jekyll G.reno G.saki B.tetsuya Dr.hibiki 【配信公演】 10月3日 東京都・Spotify O-EAST 公演