父が高齢になり「お墓を建てる」話が出ました。兄弟で出し合うと思っていたら、長男が出すのが普通だと言われました。それは本当ですか? お墓を建てるにはどのくらいの費用がかかりますか?
兄弟で費用を分担する際のポイントと注意点
兄弟で費用を分担する場合、全員が納得できる話し合いが欠かせません。以下で、話し合いのポイントを紹介します。 1. 公平な分担方法を検討する 負担割合を決める際は、兄弟それぞれの経済状況を考慮することが重要です。収入に応じた分担や、特定の人が大きな負担を引き受ける代わりに他の役割を任せる(管理や供養など)方法もあります。 2.親が健在のうちから話し合う 費用の話はデリケートなため、親が健在なうちから兄弟全員で話し合うことで、トラブルを回避できるでしょう。 3.書面で合意を残す お金が絡む話では、後々の誤解を防ぐために、分担内容を簡単なメモでもいいので書き残しておくと安心です。
まとめ
お墓を建てることは、親や先祖を大切にする気持ちの表れです。しかし、その費用負担をどうするかについては家庭ごとに異なる事情があります。「長男が負担するべき」といった昔の価値観に縛られる必要はなく、家族全員で話し合いながら最適な方法を見つけましょう。 話し合いでは、全員が納得できる結果を目指すことが大切です。そのためには、費用だけでなく、今後の供養や管理についても一緒に考えることが望ましいでしょう。家族で意見を出し合い、協力し合うことで、よりよい解決策が見つかるはずです。 出典 株式会社鎌倉新書 いいお墓 【第15回】お墓の消費者全国実態調査(2024年) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部