バイクの希望ナンバー制、2026年度に導入へ! 申し込みは四輪と同じフローで、人気の番号は抽選
ナンバープレートの様式の見直しと希望ナンバー制導入がほぼ確実に
国土交通省は昨年6月、バイクに希望ナンバー制を導入する方針を明らかにした。クルマではすでに導入されている制度だが、これをバイクユーザーにも広げるというものだ。 【画像】新しい様式のナンバープレートと、導入スケジュール表 これについて2024年3月19日、「二輪車のナンバープレートの様式見直し及び 希望ナンバー制導入に係るワーキンググループ」の第4回検討会が開催され、「二輪車のナンバープレートの様式の見直し及び希望ナンバー制導入に向けた今後のスケジュールの検討」が行われた。 現行の二輪車のナンバープレートに記載される番号や平仮名等の組み合わせは、一部の地域で底を突くおそれがあり、ナンバープレートの様式の見直しが急務。現行の番号様式においては、地域ごとの同一番号(指定4桁番号)の払い出し能力が限定的であったが、様式の変更により同払い出し能力を拡大可能。これにより、二輪車ユーザー等から要望の多かった希望ナンバー制の導入が可能となり、その具体化のための方策が検討されてきた。 これらの検討においては、二輪車の設計・製造への影響を考慮してプレート自体のサイズは変更しないことを前提とし、長期運用可能かつ数字4桁の視認性が確保され、プレートの金型変更やシステムの影響が比較的少ない様式が適当とされた。様式の見直しの概要は以下の通りだ。 ──【様式の見直しの概要】小型二輪はローマ字の後に、軽二輪は分類番号の後に0~9の数字を追加。地域名表示については全体での大きさを定め、1文字ごとの大きさについては一定の幅を持たせることになる。
希望ナンバー制(希望番号制度)の導入について
上記ナンバープレートの様式を見直すことによって同一番号の払い出し能力が拡大されることから、希望ナンバー制の導入条件が揃うことになる。これが二輪車販売の活性化につながるなどのメリットもがあるとし、開催されたワーキンググループでは、希望ナンバー制の導入が望ましいと結論づけ、導入のための方策も検討された。 希望番号の申し込みフローに関しては、現在四輪車で運用されているものがベースになりそうだ。 抽選対象になりそうな番号については、全国自動車標板協議会が実施したアンケートによれば、「7777」「1111」「1234」「1」「8888」といった番号が上位だったとのこと。また、バイク特有の「819」「250」「400」「750」「1000」といった番号も見られたという。 希望ナンバーの頒布手数料については、四輪車と同様に、需要量(交付見込み枚数)を算出の上、実費を考慮して算定することが適切であるとされた。 なお、総排気量125cc以下の二輪車については各市町村で所管されるため、引き続き対象外となる。