<ベビーシッター>子どもを預ける必要がある場合は何に気をつけるべき?
預け先は「3か所以上」確保しておく
調査では、ベビーシッターの利用について、「信用できないので利用したことがない」という回答もありました。しかし、緊急で子どもを預けなければならない事態がいつ起こるかはわかりません。甲田さんは、「親や近所の友達を含め、預けられる先を3か所以上用意しておくことが必要です」と言います。 「母親が働いている場合だけではなく、専業主婦であったとしても、自分がけがや病気をするなど、どうしても子どもを預けなければならない状況になることはあります。そんなときの預け先を確保するために、日ごろからママサークルや町のコミュニティに入ったり、信頼できるベビーシッターを見つけておくことは大事です。他力本願でうまくいく時代ではないので、自分から情報を探していかなくてはならないと思います」 いざというときに頼る人がいないのは心細いもの。子育て家庭が孤立しないためにも、「子どもを預ける」ことについて、社会全体で考えていくべきではないでしょうか。 (取材・文=小川たまか/プレスラボ) ■甲田恵子(こうだ・けいこ) 大学卒業後、ニフティなどを経て、2009年11月に子育て支援・親支援コミュニティ「AsMama」を創設。代表取締役に就任。2013年にスタートしたサービス「子育てシェア」は、現在、登録者数8000人以上。「地域で子育て」「ワンコインで頼り合う」をコンセプトに、近所に住む友達や、研修を受けた「ママサポーター」とつながることができるが、預ける前には必ず面談を行うことを義務付けている。