【RISE】本命ペッチが判定でトリンダーデ下し、10万ドル獲得 65キロ最強決定フェザー級GP
<RISE:ワールドシリーズ2024FINAL~GLORY×RISEフェザー級グランプリ~>◇21日◇千葉・幕張メッセイベントホール メインイベントで-65キロの世界最強を決めるGLORY×RISEフェザー級GP決勝が行われ、優勝候補大本命と言われた“ペッチ”ことペットパノムルン・キャットムーカオ(29=タイ)が判定2-1でミゲール・トリンダーデ(23=ポルトガル)に勝利。優勝賞金10万ドル(約1500万円)を獲得した。 ペッチが1回戦、準決勝ともに判定3-0で勝ち上がってきたのに対し、トリンダーデは2試合とも1RKO勝ち。体力的にはペッチ不利の状況だったが、顔色ひとつ変えずにトリンダーデに強烈なローキック、ミドルキックをたたきこみ、相手の得意とするスピードのあるパンチもバランスを崩すことなくさばいた。 判定が告げられるとペッチは左の拳でガッツポーズし、トリンダーデはその場に突っ伏して残念がった。その後、2人は抱き合って健闘をたたえ合った。 ドーピング検査後に会見場に現れたペッチは「ミゲールはチャンピオンになる選手。でも僕が現役であるうちは難しいと思う」と話してニヤリ。1回戦敗退に終わった原口健飛、白鳥大珠の日本人2人には「2人ともうまくて強い選手なので、今後、何かを鍛えるとすれば、もっと経験値を積むことだと思う。あと骨をもっと強くすること。僕は300戦くらい戦っていて、その分、体も強くなっているし、耐えられる強さが備わるから」と余裕のアドバイスを送っていた。 <RISEワールドシリーズ2024FINAL全成績> ▼第1試合 女子フライ級(-52キロ)3分3R延長1R ○KOKOZ(TRY HARD GYM/同級4位、初代スック・ワンキーントーン女子スーパーフライ級王者) 判定2-1 ×YAYAウィラサクレック(WSRフェアテックス幕張/同級3位) ▼第2試合 -54キロ契約3分3R延長1R ○松下武蔵(GOD SIDE GYM/バンタム級8位) KO・3R2分42秒(右ボディーブロー) ×ジャンジャン・シー・ラバヤン(フィリピン) ▼第3試合 バンタム級(-55キロ)3分3R延長1R ○鈴木真彦(TEAM寿/同級1位、第7代RISEバンタム級王者) KO・1R1分26秒(右ストレート) ×ジェイミー・ゲイマン(フィリピン) ▼第4試合 -56キロ契約3分3R延長1R ○門口佳佑(EX ARES/フェザー級1位、第5代RISEフェザー級王者) 判定2-0 ×オートー・ノーナクシン(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級6位) ▼第5試合 GLORY×RISEフェザー級グランプリ・リザーブマッチ3分3R延長1R ○麻火佑太郎(PHOENIX/スーパーライト級4位) KO・3R1分53秒(飛びヒザ蹴り、2ノックダウン) ×ヤン・カッファ(オランダ/AFSO世界王者、MIX FIGHT世界王者) ▼第6試合 GLORY×RISEフェザー級グランプリ1回戦<1>3分3R延長1R ○ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/GLORY世界フェザー級王者、初代RISE世界スーパーライト級王者) 判定3-0 ×白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISEワールドシリーズ2019-61キロトーナメント王者、第5代RISEライト級王者) ▼第7試合 同<2> ○イ・ソンヒョン(韓国/第4代RISEミドル級王者、第2代RISEライト級王者) 判定2-0 ×ベルジャン・ペポシ(アルバニア/GLORYフェザー級4位) ▼第8試合 同<3> ○チャド・コリンズ(オーストラリア/第2代RISE世界スーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者) 判定3-0 ×エイブラハム・ヴィダレス(メキシコ/GLORYフェザー級2位) ▼第9試合 同<4> ○ミゲール・トリンダーデ(ポルトガル/GLORYフェザー級1位) KO・1R2分59秒(右ストレート) ×原口健飛(FASCINATE FIGHT CLUB/ISKA世界ライトウエルター級王者、第6代RISEライト級王者) ▼第10試合 -61・5キロ契約3分3R延長1R ○パヌワット・TGT(タイ、TARGET/スーパーフェザー級6位、2024年スーパーフェザー級漢気トーナメント優勝) 延長判定2-1 ×チャンヒョン・リー(韓国/スーパーフェザー級1位、第5代RISEスーパーフェザー級王者) ▼第11試合 スーパーフライ級(-53キロ)3分3R延長1R ○大崎一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ王者) 判定3-0 ×アルベルト・カンポス(スペイン/WAKO53・5キロスペイン王者) ▼第12試合 GLORY×RISEフェザー級グランプリ準決勝<1>3分3R延長1R ○ペットパノムルン・キャットムーカオ 判定3-0 ×イ・ソンヒョン ▼第13試合 同<2> ○ミゲール・トリンダーデ KO・1R1分2秒(顔面への右ヒザ、2ノックダウン) ×チャド・コリンズ ▼第14試合 SuperFight!スーパーフライ級(-53キロ)3分3R延長1R ○那須川龍心(TEAM TEPPEN/第3代RISEフライ級王者) KO・2R2分6秒(右ヒザ蹴り) ×ペットマイ・MCスーパーレックムエタイ(タイ) ▼セミファイナル(第15試合)第4代RISEウエルター級(-67・5キロ)王座決定戦3分5R無制限延長R ○宇佐美秀メイソン(カナダ、クレイス/同級3位、ISKAインターコンチネンタルウエルター級暫定王者) 判定3-0 ×実方拓海(TSK japan/同級1位、WMC日本スーパーライト級王者) ▼メインイベント(第16試合)GLORY×RISEフェザー級グランプリ決勝3分3R延長1R ○ペットパノムルン・キャットムーカオ 判定2-1 ×ミゲール・トリンダーデ