大阪府・松井知事が定例会見1月31日(全文1)大阪の私学無償化を全国に
廃棄された食品について効果的な再利用方法などについて
読売新聞:読売新聞のキタです、よろしくお願いします。まず、食品ロスの関係からですが、今もお話しいただきましたように、多くの食品ロスが生じていますが、知事は主な要因としてどのようなものがあるとお考えかあらためてお聞かせください。それと廃棄された食品について効果的な再利用方法などについてお考えがあれば教えてください。 松井:まず1つ原因としては、売る側にすれば作り過ぎ、それで買う側は買い過ぎということだと思います。小売や外食産業の分野では品切れをさせないというのが企業の1つの方針でしょうし、で、売れるものを作ろうということでさまざまなメニューも、多過ぎるというか、メニューも豊富で、そういう形で作り過ぎることによって、やっぱり残ってしまうと。買う側はみんな、僕もそうですけども、やっぱりこういうスーパーとか行くとあれも食べたい、これも食べたいというふうにして買うけども、実際に人間なんてそんな全て食べられるわけじゃないからね。そういうことで買い過ぎによって、賞味期限が切れ、ロスになるというようなことかなと思っています。 ただ、賞味期限っていうのは、この間もレトルト食品、家で食べたら、賞味期限切れてたんだけどもね、なんともないんだよね、あれね。言うたらカップ麺。この賞味期限の在り方ちゅうのもちょっと、どうなのかなと、考えるべきころにきているのかなと思います。これは余談の話やけども。家に置いてあるやつでカップ麺を、普通の人はやっぱり賞味期限見てから食べるかどうか分からん。普通にもう、封切って、ゆでて、そのまま食べて、よくよく見れば賞味期限切れやったみたいなね。でも全然、味も変わっていたんかどうか、僕が味音痴なんか分からんけど、全然平気やったんでね。賞味期限っていうのもちょっと考え直す必要もあるのかなと。これだけ食品ロスが、要は食べられるもんが年間621万捨てられるということを考えれば、これほどもったいない話がないので、そういうことをちょっと考え直していかなければならないと、こう思っています。 で、食品の再利用の方法については昨年締結しました包括協定に基づいて、いずみ市民生協が賞味期限に余裕のある、加工食品を子ども食堂などで提供してもらっています。今年度は府内の食品ロス削減に関するヒアリング等で実体調査、実態把握をしているところでありまして、来年度、具体的な取り組みを検討し、実践していきたいと思っています。