【写真：Getty Images】

　リバプールに所属しており、サッカー日本代表では主将も務める遠藤航が今夏開催されるパリオリンピック（パリ五輪）に出場する可能性があるようだ。リバプール専門メディア『LIVERPOOLECHO』は、同選手の五輪出場可能性とそれによるチームへの影響について、現地時間8日に報じている。 【動画】何度でも見たい！ 遠藤航のゴールが衝撃的！ 　アルネ・スロット新監督のもとで新しい時代を迎えるリバプール。今年スタメンとして活躍してきた選手であったとしても、来季その座が確約されているわけではない。遠藤もその1人であり、来季に向けて新監督にアピールする必要もあるだろう。 　もっとも、今季はEURO2024やコパ・アメリカ2024、そしてパリ五輪があるため、プレシーズンに参加できず入念な準備ができない選手も多い。そのため、各クラブは準備不足のまま新シーズンを迎えるケースもある。 　同メディアは、「スロット監督にとって厄介なのは、フランスで開催されるオリンピックのサッカー競技だ」と前置きした上で、「モハメド・サラーと遠藤航はそれぞれエジプトと日本のOA（オーバーエイジ）選手として選出される見込みだ」と、遠藤のパリ五輪出場が濃厚であることを指摘した。 　そして、「仮に選出された場合、この2人は事前に自国でのトレーニングキャンプに参加することが求められる可能性がある。そのため、スロットが引き継いだチームを完全に把握できるようになるまでには、まだしばらく時間がかかるだろう」と伝えている。 　仮に遠藤がOA枠として選出された場合、クラブが出場を認めれば日本初の五輪3大会連続出場選手となる。1つの快挙として歴史に名を刻むことになり、U-23サッカー日本代表にとっても頼もしい助っ人になることは間違いない。しかし、新監督のもとでプレシーズンを過ごせないことにもなるので、同選手にとっては参加するかどうか非常に悩ましい決断になるだろう。果たして、フル代表のキャプテンは五輪のOAに選ばれるのか、そして参加することをクラブが認めるのか注目だ。