小学6年生で性被害「親に言えない。信じてもらえない」日本版DBS法案が衆院通過も…制度の課題は?
精神保健福祉士の斉藤章佳氏は「性暴力は被害者が声を上げにくいことから、暗数が非常に多い」と話す。その上で「2019年に私が子どもへの性加害者117名から『どういうターゲットを選んだのか』というアンケートをとったら、3~4割が『男の子を選んだ』と答えている。内閣府の調査と実態とには乖離があると思う」との見方を示した。 被害者にはどのようなケアが求められているのか。りういちさんのようなケースについて、斉藤氏は「『心は拒否しているが、体が生理的に反応してしまう』とおっしゃる被害者が非常に多い」と話す。 「『被害として訴えているのはおかしいんじゃないか?』という葛藤を抱え、苦しんでいる。このあたりの理解が、特に男性被害者の場合はもっと広がるべきだと思う」 (『ABEMA Prime』より)