<中村アン>今月37歳に 年々楽しさが増し「生きてるなって感じ」
中村さんは「王道のラブコメができて光栄でした」という。
「作品はすごく“ど真ん中”で、周りからも好評です。40歳、50歳ぐらいの知り合いの方からも、『すごくいいよ。最近なかったよね』と言われました。王道はなんだかんだ好きだし、1回ちゃんと向き合えたっていうのは私自身もやっぱり光栄でした」
演じている雪乃については「私、ほぼ雪乃なんで。共感しかなかった」という。
「今月37歳になるんですけど、20代は仕事をひたすら頑張り、30代になって時間的にもプライベートを楽しめるようになって、気づいたら“いい年だな”って。年齢のせいにするのはよくないけど、結婚とか出産とか、逃げられないワードがわりと現実的になってきました。
周りからは『アンちゃん、自立しすぎなんだよ』と、よく言われます。『えー、そんなこと言わないでよ』って。雪乃もきっと男性に寄りかかりたいときもあるし、頼りたいけど、自分でなんとかしようとするのが染みついちゃってて可愛げを忘れちゃうというか。共感できるところだらけでした」
◇9歳年下との恋愛は「人生で1度ぐらいはあり」
中村さんは、今では相手が年上か年下かは気にしないが、「昔は年下は絶対に嫌でした」と振り返る。
「1歳下の弟に対してすごく子供だなって感じていたので、20代前半は、なんとなく恋愛対象ではないなって思っていました。でも今は、私も年を重ねて結局は年齢じゃないんだな、と考えが変わりました」
自身は9歳下と恋愛するのはあり得るか尋ねた。
「『好きになるのに年齢は関係ないよ』って言いますけど、実際9歳差となるとやはり年の差が気になることもありますよね。仕事の面だけなら(年齢差を)感じなくても、プライベートになるとやっぱりあるじゃないですか。そこでいかに噛み合うかですよね。人生で1度ぐらいは、ありなんじゃないかな(笑い)」
<プロフィル>
なかむら・あん 1987年9月17日生まれ、東京都出身。2015年、連続ドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」(フジテレビ系)で本格的に俳優デビューを果たす。以降、「SUITS」(フジテレビ系、2018年・2020年)、「グランメゾン東京」(TBS系、2019年)、「着飾る恋には理由があって」(TBS系、2021年)など話題作に出演。2024年冬に、スペシャルドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)、映画「グランメゾン・パリ」の公開を控える。