神奈川県・黒岩知事が定例会見4月22日(全文4完)本当にあってはならないこと
宿泊療養施設はさらに確保するのか
神奈川新聞:神奈川新聞【ナホ 01:00:54】です。2点教えてください。いただいた補正予算案の中には宿泊療養施設に関して、2つの施設で35億円の費用が計上されていますが、家族感染への不安も高まっていて、実際感染拡大も続く中、今後さらに施設を確保していくことになるのか、知事のお考え方を教えてください。 黒岩:これは実は前からお話をしていますけれども、これ以外に1000室以上はだいたい見えてるんですね。ただ、それはもういざとなったときにはぱっと確保できるという形になっていますけれども、今はまだいいのかなと。まだ2400室分ありますからね。この様子を見ながら、どこまでやれるかと。やる必要が出てきたら即座に拡大していきたいというふうに思います。 神奈川新聞:もう1点お願いします。先週末にアパホテルの施設の公開が、報道陣に対して行われたんですけど、細かい話で恐縮なんですが、ダイヤモンド・プリンセスでは認められていた家族の差し入れが原則禁止だったり、あと都内の宿泊療養施設では寝具の交換も一部認めていたりするんですけれども、なかなかちょっと神奈川は制約が多いなというふうにも印象を持ちまして、療養が目的な施設なので一定程度やっぱり辛抱をしてもらわないといけないんですけれども、そういう療養者の生活ニーズにどこまで、どれだけ応えていくのか、その辺りいかがでしょうか。 黒岩:私もこれは現場を見てまいりましたけど、なんといっても2300室というのは巨大な施設ですよね。ですから、今、まず初めのときにわれわれが一番気にしているのが安全ですね。感染っていうのをそこで起こしちゃいけないっていうことですね。ですから、そこをまずはもう一番配慮して、自衛隊にも来ていただいて、まずはオペレーションを始めているというところですね。 ですから最初から拡大して、やっぱりたくさんの人に来ていただくというよりも、徐々に徐々にやりながら、慎重に慎重に前へ進めていこうと。初めてのことでもありますからね。ですから、そういう中で、だんだん皆さんが入っていただいてっていう中で、そこはさまざまなご意見も出てくると思います。それでも受けながら、どこまでだったら皆さんのご要望にお応えできるかといったことは、そういうものに合わせて検討していきたいというふうに思っています。はい、どうぞ。