刑務所の元・収監者とオスカーノミニー俳優の共演作『SING SING』が第82回ゴールデングローブ賞にノミネート!
刑務所の元・収監者とオスカーノミニー俳優という異色のキャストアンサンブルが紡ぐ、感動の実話『SING SING』主演のコールマン・ドミンゴが第82回ゴールデングローブ賞で見事、主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。あわせて本作の日本公開が2025年4月11日(金)に決定した。 本作は、ニューヨークにある最重警備のセキュリティを誇るシンシン刑務所で行われている収監者更生プログラムの舞台演劇を通して、収監者たちの友情を描く感動作。主演を、昨年度『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』(23)で第81回ゴールデングローブ賞、そして第96回アカデミー賞主演男優賞へのノミネート実績を持つドミンゴが務め、昨年に続き2度目のゴールデングローブ賞主演男優賞へのノミネートを果たした。 出演キャストの85%以上がシンシン刑務所の元・収監者であり、演劇プログラムの卒業生及び関係者である俳優たちが出演している本作は、“本人が本人役”としても多数参加するユニークかつオリジナリティあふれるプロジェクトとなった。そんなキャスト陣が紡いだ本作は、今年のSXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)映画祭にて映画ファンによる投票で選ばれる観客賞受賞から始まり、現在世界の映画賞で16ノミネート、10受賞、そしてゴールデングローブ賞のノミネートと、この勢いはオスカーへも期待を寄せざるを得ない。 ゴールデングローブ賞の授賞式は、現地時間1月5日(日)。本作がオスカー賞レースにどう絡んでくるのかも、今後も注目を集めそうだ。 文/山崎伸子