津場所に横綱・照ノ富士や大関・大の里 志摩市出身の志摩ノ海 相撲甚句や初っ切りに大きな拍手
三重県津市にある日硝ハイウエーアリーナでは17日、5年ぶりの開催となる大相撲津場所が開かれ、多くの相撲ファンが集まりました。 9時の開場を前にできた長蛇の列。普段はなかなか見ることができない力士たちを間近に見られるとあって、会場となる日硝ハイウエーアリーナには県内外から多くの相撲ファンが集まりました。 訪れた人は「津市内から来た。横綱の土俵入りを見たくて来た」「伊勢から来た。お目当ては正代関」「あまり相撲を生で見たことないので取り組み自体が楽しみ」などと話していました。 今年の津場所には横綱・照ノ富士や、大関・大の里をはじめ、志摩市出身の十両・志摩ノ海など約200人の力士が出場。 会場では力士たちと写真を撮ったり握手ができるコーナーなども設けられ、参加した人たちはお目当ての力士たちとのふれあいを楽しんでいました。 また、取り組みが始まる前には力士たちが三重県の子どもたちに稽古をつける時間も設けられ、子どもたちが力を振り絞り力士たちを押し出すと、会場からは温かい拍手が送られていました。 他にも、力士たちが力強く歌いあげる相撲甚句や、相撲の禁じ手をコミカルに紹介する初っ切りなど、巡業ならではの楽しみも。 そして、いよいよ巡業も大詰めに。三役をはじめとする十両・幕内力士たちの取り組みでは、観客の目の前で本場所さながらの真剣な戦いが繰り広げられ、取り組みが終わる度に会場からは大きな拍手が巻き起こっていました。 志摩市出身の志摩ノ海関は「津場所は声をかけてもらえるので良い場所。今年は十両だったが、来年は幕内で相撲をとれるように頑張る」と意気込んでいました。