トヨタ、1.78秒差で逆転勝利ならず……フェラーリのサテライトチームがCOTAで初勝利【WEC結果】
WECの2024年シーズンはここまで5戦を行ったが、毎レース勝者が異なっている。アメリカでの第6戦では、トヨタの7号車が今季2勝目に向かって力走したが、終盤に科されたペナルティが響き2位に。優勝はフェラーリのサテライトチームが手にした。FIA世界耐久選手権(WEC)は9月1日、2024年シーズン第6戦ローンスター・ル・マンの決勝レースを開催。AFコルセの83号車フェラーリ499P(ロバート・クビカ/ロバート・シュワルツマン/イーフェイ・イェ)が初優勝を果たした。 【画像ギャラリー】WEC第6戦ローンスター・ル・マンの様子 WECの第6戦の舞台は、アメリカ合衆国テキサス州に位置するアメリカ・テキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ。決勝は6時間耐久レースとなる。 8月31日に行われた予選ハイパーポールではフェラーリAFコルセの51号車フェラーリ(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームズ・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ)が最速タイムをマークし、ポールポジションを獲得。2番手には83号車が続き、フェラーリがフロントロウを独占した。 翌日の決勝では、レース序盤に83号車がトップに立つと、その後のレースを牽引していく。また、9番手スタートのTOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタGR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース)が順調にポジションを上げていくと、中盤には83号車フェラーリと首位争いを演じる。 その後、7号車トヨタはピット戦略を絡めて83号車をかわし、トップを奪取。逆転勝利に向けて快走したが、レース終盤にイエローフラッグを無視したとしてドライブするーペナルティを受けた。 これで再び83号車フェラーリがレースリーダーとなると、猛追する7号車トヨタから逃げ切ってトップチェッカーを受けた。 2位は7号車トヨタ。83号車フェラーリとの差は1.780秒と、WEC史上2番目に小さなギャップとなった。 3位にはフェラーリAFコルセの50号車フェラーリ(アントニオ・フオコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン)が入った。 WECの2024年シーズン第7戦富士6時間は、9月13~15日に静岡県の富士スピードウェイで開催される。 2024年FIA世界耐久選手権 第6戦ローンスター・ル・マン ハイパーカークラス結果 2024年FIA世界耐久選手権 ハイパーカークラス ドライバーランキング(Top5) 2024年FIA世界耐久選手権 ハイパーカークラス マニュファクチャラーランキング(Top5)
MotorFan編集部