冬休み、3人で能登へ 愛媛の高校生ボランティア
愛媛県の高校生3人が冬休みを利用し、輪島や珠洲市で復旧支援のボランティア活動に励んでいる。25日は奥能登豪雨による土石流で1階が土砂に埋まった珠洲市真浦町の「ホテル海楽荘」で、土砂のかき出し作業に汗を流した。 3人はFC今治高里山校(愛媛県今治市)1年の井出光波(みなみ)さん(16)、岡崎泉(いず)和(な)さん(15)、山本朔大(さくた)さん(16)で、夜行バスと飛行機を乗り継いで能登を訪れた。22日に活動を始め、26日までの5日間、家屋の片付けや土砂のかき出しなどに当たる。 「少しでも能登の力になりたい」と能登半島地震の発生当初から支援に携わりたいと考えていた井出さんが高校入学後に同級生に声を掛け、冬休みを利用して能登を訪れることにした。輪島市町野地区に拠点を構える支援団体の活動に申し込み、団体の拠点に宿泊しながら活動している。 3人は「最近はニュースで能登の様子を見なくなっていたが、現実を知って驚いた。1回きりではなく、これからも能登に足を運びたい」と話した。