“混沌”J1昇格PO争い J2は残す3試合 千葉&岡山&仙台&山形 7位だけは進めない“天国と地獄”
サッカーJ2リーグは、全38節中35節を消化。残すは3試合となり、J1昇格争いがクライマックスへ向かっています。 【一覧】35節終了時のJ2順位表 1位と2位に与えられるJ1自動昇格の切符をほぼ手中に収めているのは、横浜FCと清水エスパルス。それぞれ26日(土)、27日(日)に行われる第36節で勝利すれば、他チームの結果に左右されずJ1昇格が決定。3位V・ファーレン長崎とは、勝ち点差を広げているため、残り3節で昇格を決められる可能性が高いです。 そしてし烈な争いとなっているのが、3位~6位に与えられるJ1昇格プレーオフへの切符。該当した4チームはトーナメントを行い、勝利した1チームが最後のJ1昇格の切符をつかみます。 3位長崎がプレーオフの枠を確実にする中、4位以下は激戦。勝ち点58でジェフユナイテッド千葉、ファジアーノ岡山、ベガルタ仙台。そして勝ち点57にモンテディオ山形が追いかける形。4チームが勝ち点1差にひしめき合う大混戦状態のまま、残り3試合を迎えます。 4位千葉は今節アウェーで藤枝MYFCとの対戦し、その後は長崎、山形との直接対決。得失点差ではアドバンテージがあるものの、この直接対決の結果がプレーオフ争いの命運を左右しそうな展開となっています。 5位岡山は、今節J1自動昇格がかかる首位横浜FCとのアウェーでの一戦。今節昇格プレーオフを争う4チームの中では、最も厳しい相手。逆に勝利を奪えば、プレーオフ圏内が大きく近づく試合、残り2試合は藤枝、鹿児島ユナイテッドが控えています。 6位仙台は、愛媛FC、ロアッソ熊本、大分トリニータと中位以下の相手との3連戦。上位との直接対決がないことは優位ではあるものの、気になるのは得失点差。この4チームの中では最も得失点差では劣勢なため、勝ち点で並ばれると厳しい状況に追い込まれる可能性を残しています。 7位山形は、熊本、水戸ホーリーホックとの試合を経て、最終戦でホーム千葉との対決。今季リーグ戦前半戦は低調だったものの8月から快進撃。最近10試合は9勝1分けと、この中では最も勢いのあるチーム。大逆転でのプレーオフ滑り込みを狙います。 引き分けひとつで目まぐるしく変わりそうな順位。残り3試合で4チームとも正念場を迎えています。 【J2第36節カード】※左がホームチーム いわき-水戸(26日午後1時50分、ハワイアンズスタジアムいわき) 藤枝-千葉(26日午後2時、藤枝総合運動公園サッカー場) 長崎-鹿児島(27日午後1時、PEACE STADIUM Connected by SoftBank) 秋田-大分(27日午後2時、ソユースタジアム) 山形-熊本(27日午後2時、NDソフトスタジアム山形) 栃木-清水(27日午後2時、カンセキスタジアムとちぎ) 群馬-徳島(27日午後2時、正田醤油スタジアム群馬) 横浜FC-岡山(27日午後2時、ニッパツ三ツ沢球技場) 山口-甲府(27日午後2時、維新みらいふスタジアム) 愛媛-仙台(27日午後4時、ニンジニアスタジアム)