サッカーW杯アジア最終予選、DAZN「アウェー2戦無料配信」決定の裏側 残る1試合は…森保ジャパン「大一番」なら再び問題勃発!?
スポーツ配信チャンネルのDAZN(ダゾーン)が6日、サッカーW杯アジア最終予選の日本戦アウェー2試合(15日・インドネシア戦、19日・中国戦)の無料開放を発表した。 先月16日、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(47)とダゾーンジャパン・笹本裕CEO(60)がX(旧ツイッター)で「#代表みようぜ」を付けたリポストを含む投稿や、いいねなどのアクションが累計100万回を超えれば、2試合の無料開放を行う企画を発表。その数字がクリアされ、宮本会長は「皆さんの想いが形になりました」と感謝した。 W杯最終予選はこれまで全試合地上波生中継が基本。それが代表人気を支えていた。欧州や南米の最終予選は無料放送が常識なのだがアジアは違う。放映権を持つアジアサッカー連盟(AFC)が地上波生中継ならば1試合3億円以上といわれる高額な放映権料を提示。各テレビ局の値下げ交渉に一切応じなかったことで、前回のカタール大会最終予選からアウェー戦をテレビで見られない状況が続き、月額視聴料3700円などを払ってDAZNに加入するしかなかった。 残るアウェー戦は最終戦の前戦となる来年6月5日のオーストラリア戦だけ。幸い森保ジャパンは最終予選で首位を独走中で、オーストラリア戦までに8大会連続出場を決め消化試合となっていれば問題ないが、その試合が大一番となるようなことがあれば再び無料問題が勃発することになる。 (久保武司)