ベテラン“爆笑問題”後輩から慕われ続けるスゴさ サーヤから「うちらと笑う感覚が一緒」との声も
ここ最近のバラエティーでとくにワクワクした番組と言えば、8月11日に放送された『バクっと令和問題』(テレビ朝日系)になるだろう。 【写真】若手との絡みが多い爆笑問題。令和ロマンとタッグを組んだ番組も 内容は、現在ではアウトな“昭和の常識”と消極的なイメージのある“令和の常識”とを比較しながら、「令和の恋愛事情」「令和の怒り方」「令和のビジネス」といったテーマについて世代の違うタレント同士が語り合う昨今よくある構図のトークバラエティーだ。 ■令和ロマンと臨場感ある掛け合い
しかし、ここに“言っちゃいけないことを言う”爆笑問題、“へりくつボーイ”令和ロマンとの極端なキャラ設定をつけたこと、進行役に山崎怜奈を据えたことで各々の持ち味が生かされ、臨場感あるものになっていた。 番組冒頭から太田光が奇声を上げ、飛び込まんばかりに客席へ。これに追随した髙比良くるまの股間を太田が握りつぶそうとすると、くるまが「助けてくれ~!」と太田の定番フレーズを叫ぶ。 すかさず、太田がヒゲともみあげがつながった松井ケムリの顔に手をかざし、「ここまでが顔です」とくるまのツカミを真似て客席を沸かす。ここまで1分もかかっていない。
その後も、くるまが“へりくつボーイ”に対する違和感を口にすれば、太田が「前提が間違ってますよ」と選挙特番で繰り広げた石丸伸二と山崎とのやり取りをイジる。令和ロマンと山崎が同じ慶応義塾大学出身との話が出れば、くるまが「(手刀を切って)こうやって辞めた」と中退であることを示し、太田も「俺なんか裏口から中退」と自虐ネタで応戦する。 本編に入ると、VTR出演したインフルエンサーらが観覧席に座ってトークに参戦。そんな中で山崎がテーマのポイントを整理して2組に提示し、くるまや太田が独自の見解やエピソードを繰り広げ、ケムリや田中裕二が気の利いたコメントを差し込む、という小気味良いやり取りが展開された。
信じがたいが、2組がガッツリ共演するのは今回が初。番組終盤にくるまが「普通に超面白くて大好きです」「速くて面白くて嬉しかった」と爆笑問題との共演に感慨深げだったことが何より印象に残った。 ■そもそも後輩と絡む番組が多かった これまでも爆笑問題は、後輩芸人と共演することが多かった。記憶に新しいところでは、『爆笑問題のシンパイ賞!!』(テレビ朝日系/2019年10月~2021年9月までレギュラー放送。途中からスタジオ中心の企画にリニューアルされ、2020年10月から『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』に改題)が思い浮かぶ。