【韓国】「遺書を書かされた」非常戒厳時に投入された特殊部隊員めぐり疑惑発覚
韓国公営放送MBCは18日、軍人権センターの情報を引用し「戒厳軍(特殊部隊)が作戦前に遺書作成を指示され、採血もした」と報じた。理由として「国会などを強制鎮圧する過程で、軍が武力衝突のような最悪の状況まで備えたのではないかという疑惑が提起される」とした。 さらに「非常戒厳当時、国会掌握のために投入された特殊任務団の部隊員の外出を、軍当局が2週間禁じ、携帯電話まで押収したという疑惑が追加で提起された」とも伝え、軍人権センターのコメントを紹介。同センターは「軍が戒厳軍投入人員を口止めするために部隊内に閉じ込め、外部との疎通を遮断する、事実上の監禁を行った」と報じた。 この報道に、韓国陸軍は「戒厳当時に投入された兵力を強制的に部隊内に待機させたことはない。遺書の作成や採血も指示したことはない」と反論したが、具体的な状況説明はなかった。