最終予選4試合13失点…バーレーン&日本と激突する中国代表「1点を取らなければ何も始まらない」「W杯への道を切り拓く」
中国代表のGKワン・ダーレイとFWウェイ・シーハオが、11月の2試合へ意気込んだ。中国『体育周報』が伝える。 W杯アジア最終予選C組の中国代表は14日、第5節でバーレーン代表とのアウェイゲームに臨み、19日の第6節はホームで日本代表と対戦。勝ち点の上積みが必要な年内ラスト2試合だ。 12日にバーレーン入りしたなか、正守護神にして今月もゴールマウスを守ることが予想されるGKワン・ダーレイが、来たる決戦へ意欲。 「ここに来た目的は、W杯への道を切り拓くため。勝つことが重要で、僕たちには大きなプレッシャーがかかっている。サウジアラビア戦の逆転負けが今なお悔やまれるし、勝利したインドネシア戦も2ゴールしか奪えていない」 現中国代表は、ACLEに参戦中の上海海港、上海申花、ワン・ダーレイも所属する山東泰山という3チームから招集された選手が27人中14人。アジアを経験する選手が多数というわけだが、W杯最終予選の重圧は別物だという。 「ラウンド18(最終予選)はこの上なく過酷。申花の選手たちでさえ、若手だとACLEに出場しない者もいる。今回のようなプレッシャーがかかる舞台に出ることは重要だと思う」 また、FWウェイ・シーハオ(成都蓉城)は「僕らがホームでもアウェイでも勝ち点を稼ぐためには、1点を取らなければ何も始まらない。これはチームの共通認識だ」とコメント。 最終予選4試合13失点の中国。90分間で無失点に抑えることよりも、1点を奪いに行く攻撃への意識が強まっているようだ。 一方、今月のチームはケガ人が続出。 主将FWウー・レイが離脱し、ブラジル出身FW2枚も不在…バーレーン戦はおそらくDFジャン・グアンタイ(ティアス・ブラウニング)も欠場する。これらについてワン・ダーレイは。 「正直に言って、疲労は否めない。僕が所属する山東を含め、3チームがACLEのアウェイゲームを終えて、遠征先から直接ドバイ(活動拠点)へ来た。2試合を終えたら休息が必要だ」 「とはいえ、ケガの問題は常につきまとう。代表戦やACLEがあろうがなかろうが、1年というサイクルは長い。ケガ人が出るのも当然だよ。チームとしての準備・対策がどこにでもある」
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