バイクを『クルーザー』に乗り換えたとき感じること5選!
取っつきやすくて足着きが楽なやつ!
愛車を選ぶ際、これまでと違うタイプのバイクに乗りたいと考えるライダーもいるだろう。そのとき、選んだ先に何が待っているのかを知っておくと、より自分に合ったバイクを手に入れることができるかもしれない。オンロードモデルやアドベンチャーから『クルーザー』に乗り換えたらどうなるの? 【写真】最新世代のクルーザーで足着きチェック!
足着きがいい!
クルーザーは上半身が直立したライディングポジションのものが主流で、シート高は700mmを切るケースも。アドベンチャーモデルでは片足ツンツンでも、クルーザーなら両足がカカトまでベタ付きという例も少なくない。低い目線で滑空するように走っていくさまは『グライド感』と表現されることもあって、ハンドルまわりのシンプルな造形などから視界が開けている感覚もある。 一方で、ハーレーダビッドソンなど本場のアメリカ車は、車種によってステップの位置がかなり前方にあって、小柄な方はリヤブレーキ操作やギヤチェンジがしにくいと感じることも。ただし、そんな場合はステップの移設キットがオプション設定されていることも多いので心配は無用だ。 低くドッシリ構えたクルーザーは、小排気量帯では乗りやすさが際立ち、街乗りやツーリングにもおすすめ。大排気量帯になると重厚なモデルが増え、街乗りにはちょっと持て余すようになるが、その代わりにロングツーリングでは無類の快適性を味わえるだろう。 ちなみに大排気量クルーザーはUターンが大変なイメージもあるが、足着きのよさを生かせば車重や大柄な車体からイメージするよりは怖くない。慣れれば低重心を生かしてスルッと安定した小回りもできるようになる……かも?
エンジンをじっくり味わいながら走るのが気持ちいい!
長い直線道路をクルージングするというのがクルーザーの本領で、エンジンは低速トルクを重視したものが一般的。中にはドラッガーやスポーツクルーザーなどもあるが、いずれもクルージング性能を犠牲にしたつくりにはなっていない。 バイクはエンジンを懐に抱えて走るような乗り物で、車高が低くリヤタイヤの上に着座しているようなクルーザーはよりエンジンの鼓動や後輪の蹴り出し感を強く味わえる。だから、一定の速度で淡々と走るっても気持ちいいのだ。