車の免許を取りたいのですが、「AT限定」でも問題ないですか?「MT」は料金が高そうで手が出せません…
車の免許には「AT限定」と「MT」の2種類がありますが、取得までの過程が多いことから「MT」のほうが費用がかかります。そこで今回は、「AT限定」と「MT」ではどれだけの料金差が生じるのか調べてみました。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた! それぞれの違いや、どちらの免許を取得したほうがよいかについてもご紹介しますので、免許の取得を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
「AT」車と「MT」車は何が違う?
車には、エンジンの出力を引き出して効率よく車輪に伝えるトランスミッションが装備されています。トランスミッションにはAT(オートマチックトランスミッション)とMT(マニュアルトランスミッション)があります。 ATは自動的に適切なギアを選んでチェンジしてくれるため、アクセルとブレーキの操作だけで楽に運転できることが特徴です。 これに対してMTは、アクセルとブレーキに加えてクラッチペダルも操作する必要があり、エンジン回転や速度に合わせて、手動で適切なギアを選ばなければなりません。 MTは、クラッチペダルの操作を間違えるとエンストしたり急発進したりするなど、操作の難易度はやや高いですが、操る楽しさを実感できるというメリットがあります。ATはクラッチペダルの操作がないため、簡単で疲れにくいというメリットがあり、運転に不慣れな方だけでなく、ベテランドライバーにも人気があります。
教習所における「AT限定」と「MT」の料金差はどれくらい?
教習所で普通自動車免許を取得する際は、「AT限定」と「MT」の2種類から選ぶことになります。教習所にもよりますが、「MT」のほうが1万5000円ほど高い場合が一般的です。 例えば東京都内の2つの教習所で、「AT限定」と「MT」の教習料金を比較してみたところ、以下の通りです。 【豊島自動車練習所】 ●AT限定:36万6540円 ●MT:38万1360円 ●差額:1万4820円 【葛西橋自動車教習所】 ●AT限定:34万6390円 ●MT:36万2230円 ●差額:1万5840円 「MT」のほうが教習料金が高い理由は、技能教習の時間数がAT限定よりも多いためです。