調理中の“つぶやき”が話題の料理系YouTuber・けんた食堂「バズるために奇をてらう気はまったくない」
PDCAサイクルを回して「洗練された料理」を作りたい
――「けんた食堂」としての今後の展望はありますか? けんたさん:今後も自分でいろんなメニューを作って発信し、実際に作りましたというファンの方の声を聞き、課題点を見つけ、改善してまた発信する……というようなPDCAサイクルを回しながら、料理を洗練していきたいですね。 あとはそろそろスイーツ作りもやっていこうかなとも考えています。発信していないだけで、家では子供たちと結構作っているんですよ。 僕がいま発信しているような料理はアレンジが無限にできますが、スイーツって正確な分量が命だからアレンジのしようがあまりないんですよね。だから今まで動画では手を出さなかったんですけど、情報として誰かの役に立てるのであれば、今後やってみたいなと思いますね。 ――信念がブレず男前なのに飾らないところも、けんたさんの料理に通じるところがありますね。「うちめし道」の発売にあたり、こだわったポイントはありますか? けんたさん:『うちめし道』は、いまの僕のすべてが詰まった1冊です。だからこそ、折り曲がったページがあったり、しみがついていたりと、とにかく汚ければ汚くしてもらえるほどうれしいですね(笑)。 それだけ、僕のレシピを試して楽しんでいただいた証になるので。まずは作っていただければ、そこからはもう「自分の味」です。作る楽しさ、食べるうれしさ、食べてもらう喜びを、この本でぜひたくさん味わっていただきたいです。 【けんた食堂】 家庭料理探究家。長崎県長崎市在住。料理を祖母に、酒を父に教わる。2005年レシピサイト「ぷちぐる」を立ち上げ、人気に火がつく。現在はYouTube「けんた食堂」を中心に、素材の持ち味をダイレクトに楽しめる調理法をモットーに、奇をてらわない料理を作る日々。 youtube:けんた食堂 X:@yes_oi Instagram:oi_petit TikTok:@oi_ken
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