リンゴ窃盗抑止へ、青森県弘前市がセンサーカメラ設置…被害に遭った際の証拠にも
本格的なリンゴ収穫期を前に、青森県弘前市は市内の園地にセンサーカメラの設置を始めた。市内では毎年、収穫期にリンゴが盗まれる被害が出ており、設置によって被害を未然に防止したり、被害に遭った際の証拠にしたりするのが狙いだ。
弘前署によると、昨年の管内のリンゴ盗被害は４件、１２万８０００円だった。園地に野積みされたリンゴかごを盗んだり、木から直接実をもぎ取ったりする手口が多い。犯行は夜間に集中しており、生産者らのパトロールでは限界があるのが実情だ。主力品種「ふじ」の収穫が本格化するのを前に、人の動きなどに反応して撮影を始めるセンサーカメラを設置することにした。
市りんご課は、設置場所のほか台数やカメラの性能などについて「犯罪抑止効果を考慮して公表は差し控えたい」としているが、相当台数を配備したという。
