富山県射水市に「高志大学」新設…2028年の開学目指す
富山福祉短大などを運営する浦山学園は2024年12月10日、「高志(こし)大学(仮称)」の新設構想を発表した。同短大キャンパス内(射水市)に新校舎を建設。2026年10月に大学新設を申請し、2028年4月の開学を目指す。設置学部は経済経営学部を予定。 【画像】「(仮称)高志大学」の概要
浦山学園は、「地学一体による地域課題解決拠点としての教育・研究機関」をビジョンに掲げ、教育活動を展開してきた。近年、少子化や高学歴志向の高まりなど、高等教育を取り巻く環境が変化。時代の変化と社会の要請に柔軟に対応し、高等教育機関として多様な発展に向けた教育研究に取り組む必要性が生じてきたことから、「高志大学(仮称)」の設立に向けた準備が決定した。
「高志大学(仮称)」では、社会環境の変化や地域社会の動向などを踏まえ、地域における経済活動を主体的かつ創造的に実践できる人材育成を目指す。経済経営学部(経済経営学科)を設置し、380人(1学年95人)を収容。県内100社以上の企業や行政と連携し、インターンシップ・共同研究・連携事業推進など、職業教育を実践していく。富山福祉短期大学は、短期大学部として継続させる。
大学設置に関する必要経費は14億円。このうち、11億円を浦山学園が拠出する。残る3億円は、寄付や企業版ふるさと納税などで確保したいとしている。
リセマム 木村 薫