「悪夢の5失点」でも…鈴木彩艶、“胸ブロック”で超至近距離弾をビッグセーブ!「冷静だ」「ナイス判断」“成長の跡”を現地メディア&ファンが称賛
【セリエA】ASローマ 5-0 パルマ(日本時間12月22日/スタディオ・オリンピコ) 【映像】鈴木彩艶、「胸ブロック」でビッグセーブの瞬間 パルマのGK鈴木彩艶が、ローマ戦でセリエA移籍後では最多の5失点(PKが2つ)。ただ、決してネガティブなシーンばかりではなかった。とりわけ1対1の場面でFWステファン・エル・シャーラウィのシュートを、冷静に“胸ブロック”したシーンは秀逸だった。 注目シーンは44分だ。ローマのMFレアンドロ・パレデスが前線にスルーパスを出し、反応したエル・シャーラウィがパルマのDFウォヨ・クリバリとDFエンリコ・デル・プラートの間から抜け出してボックス内左に進入する。背番号92はファーストタッチで前に運び、右足アウトサイドで至近距離からシュートを放った。 しかし、日本代表の守護神が立ちはだかった。スルーパスがエル・シャーラウィに渡る間にステップを踏み、正面で迎えるようにポジショニングを微調整。飛んできたシュートを見事に胸でブロックした。下手に動くのではなく、ボールの軌道をしっかりと見極めてナチュラルに反応するという、無駄のない洗練されたシュートストップだった。 実況の北川義隆氏もこのシーンを、「良いショットストップです。落ち着いてエル・シャーラウィのシュートを胸で受け止めています」と伝えた。 ピンチを防ぐセービングに、ファンもSNS上で反応。「彩艶判断良かった」「ザイオン冷静だった」「ザイオン、ナイスセーブ!」「パルマに行ってスペースディフェンス上手くなったよなあ」など、落ち着いたプレーに賛辞を送った。 また、イタリア・メディア『calciomercato』は、5失点したものの10点満点の採点は「6」と及第点。寸評では「ローマのゴールはすべて責められない。エル・シャーラウィのシュートを好セーブし、パルマを救った」と高く評価している。 (ABEMA de DAZN/セリエA)
ABEMA TIMES編集部