引退ジェミニキングに小野寺祐太騎手が感謝「一生忘れることない」23年阪神スプリングJ制覇
引退が発表されたジェミニキング(セン8、庄野)とのコンビで23年阪神スプリングJ(J・G2)を制した小野寺祐太騎手(34)が31日、同馬と関係者への感謝を伝えた。 「ジェミニキングには初めて重賞レースを勝たせてもらい、僕の中で一生忘れることのない馬です。三宅オーナーはじめ服部調教師、庄野調教師、厩舎関係者、牧場関係者、ジェミニキングに携わってきたすべての方々に感謝しています。今現在、僕はケガで休養中ですが、ジェミニキングの最後のレースに騎乗できなかったことがとても残念でなりません。これからは京都競馬場で誘導馬をするとのことなので、別の道でまた活躍してほしいです。ジェミニキングに教えてもらったことを生かして、自分も復帰後また精いっぱい頑張っていきたいと思います」。 23年の阪神スプリングJは前年の中山大障害覇者ニシノデイジー、同2着ゼノヴァース、イルミネーションJSを10馬身差で勝っていたミッキーメテオなどが出走。ジェミニキングは12頭立て10番人気(単勝92・5倍)の伏兵だったが、最後の直線で内から抜け出し、2着ロードアクアに3馬身半差をつけて重賞初制覇を果たした。前年(22年)に所属を美浦から栗東へ移した小野寺騎手もデビュー15年目でうれしい重賞初制覇となった。