AIの波に乗って2025年に利益を上げるための投資戦略とは…UBSが提案(海外)
AI(人工知能)は、2020年代の終わりまでに1兆ドル規模の市場になる道を進み続けている。 AIのテクノロジーが新たな活用方法を生み出す中で、UBSはAIへの新たな投資手法を見出している。 UBSが2025年に向け、強気の姿勢を示す4つのAI関連の取引を紹介する。 UBSは、新しい年(2025年)に新たなAI(人工知能)の投資戦略を描いている。 ChatGPTが登場してからまだ2年しか経っていないが、AI分野における革新のスピードは目覚ましい。アルファベット(Alphabet)、アマゾン(Amazon)、メタ(Meta)そしてマイクロソフト(Microsoft)は、2024年末までにAI向けの設備投資に2220億ドル(約34兆4100億円)を投じる見通しだという。 2020年代の終わりまでに、AIは1兆ドル(約1550兆円)規模の産業になるとUBSは予測している。このテクノロジーは経済を劇的に変革する可能性を持ち、生産性を向上させて、インフレを抑制すると期待されている。 「AIがその可能性を十分に発揮すれば、生産性が大幅に向上し、さまざまな商品やサービスの価格が下がるなどして、経済成長率は上がると考えている」とUBSグローバル・ウェルス・マネジメント(UBS Global Wealth Management)の最高投資責任者(CIO)、マーク・ハフェル(Mark Haefele)は同行の2025年の展望の中で述べている。 それは難しい課題なはずだが、UBSは楽観的だ。確かに、ますます多くの企業がAIを活用し、利益を生む具体的な活用事例を発表しており、AIが経済に与える影響を測定することが容易になっている。UBSは、特にヘルスケア、サイバーセキュリティ、フィンテック(FinTech)などの産業が、AIから新たな収益源を得ると予測している。 2025年にAIをポートフォリオで最大限に活用するためのUBSが提案する4つの方法は次の通りだ。