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（ブルームバーグ）： トランプ次期米大統領は中国の習近平国家主席を来月の大統領就任式に招待したと、複数の関係者を引用してＣＢＳが報じた。習主席が招待を受け入れたかは不明だという。

就任式への招待が事実なら、世界２位の経済規模を誇る中国に対し新たな関税を賦課する考えを示唆しているトランプ氏が、習氏に友好的な態度も示すシグナルとなる。

トランプ次期大統領は先週末放送されたＮＢＣの番組「ミート・ザ・プレス」とのインタビューで、習主席と意思疎通を最近行ったと語ったが、何を話し合ったかについては明言を避けた。両氏は日本で2019年６月に開催された20カ国・地域（Ｇ20）首脳会議に合わせて会談して以降、直接会っていない。

トランプ氏は次期政権の経済・安全保障関連で対中タカ派を多数起用。国家安全保障問題担当の大統領補佐官にウォルツ下院議員を充てたほか、国務長官候補にはルビオ上院議員を指名した。いずれも中国に厳しい立場を取り、経済のデカップリング（切り離し）を主張している。

一方で、トランプ次期大統領は元上院議員のデービッド・パデュー氏を駐中国大使に指名。対中政策で穏健な発言をする可能性もあるアジア勤務経験のある人物を起用することになった。

原題：Trump Invites China’s Xi Jinping to Inauguration, CBS Says (1)（抜粋）

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