「トップスターがどん底に落ちたらどれほどつらいか」韓国ベテラン俳優、生活保護者に…「孤独死が一番怖い」
【11月30日 KOREA WAVE】韓国のベテラン俳優ハン・ジイル(76)が、全財産を失った後、基礎生活受給者(生活保護受給者)として生きる苦しい現状を明かした。11月7日に放送されたMBNの番で、自身の現在の生活や健康状態について語った。 ハン・ジイルはかつて100億ウォン(約11億円)規模の資産を持つ成功者だったが、映画制作やホテル事業への投資で失敗し、全財産を失った。その後は日雇い労働を続けていたが、近年身体が不自由になり、現在は11坪ほどの小さな賃貸アパートで暮らしているという。 「トップスターがどん底に落ちたらどれほどつらいかわかるか。なぜスターたちが極端な選択(自殺)をするのか、その理由がわかる気がする。人生の波が激しかった。父を知らずに生まれたが、母と叔母のおかげで裕福に育ち、米国では苦労を経験し、韓国では富と名声を享受したこともある。それが今はすべて失った」 ハン・ジイルはかつて、5部屋ある家に住んでいた。だが4年前にそこを離れ、今は小さな賃貸アパートに住んでいる。2年前に前の家の契約が切れ、小さな家を借りた。歩行が不便で、小さな空間の方が動きやすく安全だと感じているそうだ。 最近、米国で脳MRI検査を受けたという。「パーキンソン病やアルツハイマー型認知症の可能性を指摘されたため、怖くなって検査を受けに行った」そうだ。検査の結果、大きな問題は見つからなかったものの、歩行時に体が前のめりになる症状については原因がわからず不安だという。 「2年半前に腰椎椎間板ヘルニアと診断されたが、一時的なものだと思っていた。それがこんなにも長引くとは思わなかった。自分がこの小さな部屋で孤独死して、誰にも発見されないことが最も恐ろしい」 こんな不安を口にした。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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