引っ張れ!1トンの大俵 玉名市「大俵まつり」でレース 85チームが熱戦
江戸時代から米の集積地として栄えた玉名の歴史にちなんだ「玉名大俵まつり」のメイン行事「俵ころがし」が23日、玉名市役所周辺であり、重さ1トンの大俵を引いて走るレースが会場を沸かせた。 熊本の文化・芸能
小学生~一般の5部門に、85チーム約千人が参加。大俵(高さ2・5メートル、横幅4メートル)と小俵(高さ1・6メートル、横幅2・6メートル、重さ200キロ)を5~13人のチームで約160メートル引いて転がし、タイムを競った。専門学校生のチームで3回目の参加という男性(22)=玉名市中=は「仲間と息を合わせるのが難しかったが、楽しかった」と息を弾ませていた。 重さ60キロの米俵を15メートル運ぶ「米俵積出王決定戦」などの競技もあり、見物客は温かい声援を送った。市産業祭もあり、多くの人でにぎわった。(伴哲司)