2021年が開幕したよ。やはり元阪神の鳥谷と能見2人の活躍に期待している。若きスラッガートリオも注目よ【岡田彰布のそらそうよ】
ロッテに慣れてきた鳥谷調整もうまくいったんやろ
監督時代に獲得した鳥谷[右]と能見[左]には思い入れがあるし、他球団でも活躍してほしいと願っている。今シーズン、活躍してくれるはずや[写真=BBM]
正直に書きます。今、東京のホテルです。3月25日午後8時……。この原稿を書いています。締め切りがあるから苦労します。どうして?ってプロ野球の開幕カードの結果を書くことができないからだ。今週号の週べを皆さんが読んでいるときは、すでに開幕カード3試合は終わっている。どこがスタートダッシュを決めたのか。どこが出遅れたのか。それを記すことができないのはつらい。 久しぶりに優勝を狙える戦力となった阪神だが、ホンマ、メンバーが様変わりした。それを象徴する事象として、チームに2005年の優勝メンバーがいなくなったことが挙げられる。阪神最後の優勝となっている05年、オレは監督やった。あれから16年も経った。月日の流れは早い。確かに矢野(矢野耀大)監督、コーチ陣の福原(福原忍)、安藤(安藤優也)、藤本(藤本敦士)らはいるけれど、プレーヤーはついに消えた。鳥谷(鳥谷敬)がロッテに移籍し、藤川球児は引退。そして残っていた能見(能見篤史)がオリックスに……。これにより05年優勝戦士がタイガースにいなくなったのである。 それだけに今シーズン、オレは鳥谷と能見の動向が気になって仕方ないのだ。チームの成績とは別の次元で、2人がどういうふうに復活するのか。静かにそれを見守りたいと思っているんよね。 まずは・・・
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週刊ベースボール