4人家族、できるだけ手作りにして食費を月5万円台に抑えていますが、料理に疲れてしまいました。どうしたら食費の節約を続けられるでしょうか?
4人家族で手作り料理をして食費を抑えているものの、料理に疲れを感じてしまった経験はありませんか? 食費の節約は大切ですが、そのために毎日の料理に時間とエネルギーを費やすことは負担に感じられることもあります。 そこで本記事では、食費を節約しつつ、おいしく楽しい食卓を提供するためのヒントをご紹介します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
家計調査によると、2人以上世帯の平均食費は約8万円
家計調査によると、2人以上世帯の平均食費は約8万円です。4人家族で食費を月5万円台に抑えるのは、驚異的といえるでしょう。 ■料理する人の8割が「自炊疲れ」を感じている (株)クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区)が行った「料理に関する調査(2024年)」(調査期間:2024年2月、調査対象:20~69歳の男女1100人)では、女性で料理する人の8割が「自炊疲れ」を感じていると回答しています。料理は本来家族との団らんや楽しみであるはずなので、疲れてしまっては本末転倒です。 ■4人家族料理準備にかかる時間 「つくりおき.jp 」を運営する(株)Antway(東京都千代田区)が行った、「『料理』についての調査」(調査期間:2024年1月、調査対象:全国20~69歳の男女400名)によると、ほぼ毎日料理をしている女性は54%で、食事の支度にかかる時間は1年で32日以上とのことです。1日あたりは2時間程度となり、その内訳は料理51分、買い物38分、後片付け24分、献立を考える14分となっています。 ただし、この調査は世帯人数や既婚・独身が問われていないので、あくまでも参考程度としてください。4人家族の料理準備時間は、家族構成やライフスタイル、料理の品数や内容によって大きく異なります。
料理準備時間を短縮するためのポイント
料理準備時間を短縮するためには、以下のポイントが役立ちます。 ・献立を事前に決めておく ・必要な材料をリストアップしておく ・下ごしらえをしておく・洗い物をためない ・キッチンを片付けながら料理する これらのポイントを実践すれば、料理の準備時間を短縮して負担を軽減できます。 ■献立を事前に決めておく 週初めや月初めに献立を考えておけば、買い物がスムーズに進みます。買い忘れや無駄買いを防ぎつつ、効率的な買い物が可能になります。 また献立が決まっていれば、調理の流れをスムーズに組み立てられます。迷う時間が減り、調理時間も短縮できます。 ■必要な材料をリストアップしておく 献立が決まったら、その日の料理に必要な材料をリストアップしておきましょう。決めた献立に必要な材料を一つずつ洗い出します。例えば、野菜や肉、魚、調味料などをリストアップします。 洗い出した材料を元に、買い物リストを作成します。紙に手書きで書いてもよいですし、スマートフォンのメモアプリなどを利用してもよいでしょう。リストにしておけば、買い忘れや無駄な買い物を防げます。 ■下ごしらえをしておく 忙しい日でも料理の下ごしらえを事前に済ませておくと、調理時間を短縮できます。可能な限り多くの下ごしらえを事前に済ませておきます。例えば、野菜を洗ったり切ったりしておくと便利です。 下ごしらえが終わったら、食材を適切に保存します。 ■洗い物をためない 料理中に使った調理器具や食器を使い終わったら、すぐに洗ってしまいましょう。洗い物をためないことで、後片付けが楽になります。 ■キッチンを片付けながら料理する 料理中に使った食材や調理器具を使い終わったら、片付けながら料理するよう心掛けましょう。調理が終わった後に一気に片付けるよりも、徐々に片付ける方が効率的です。