『師弟コンビ』の今後は…河村たかし衆院議員が後継の広沢名古屋市長に“注文”「飲み込まれないように」
この答弁には、河村さんも不満を隠さない。 河村たかし衆院議員: 「誤解を受けますわね。一番上までエレベーターか昇降機をつけると誤解されると、みんながっかりしちゃうから、それはいけないと。名古屋の宝は、福祉とは別なんです。言い切らないといかんです。ようやっとらっせると思いますけど、ぜひ市民の顔を忘れずに、議場で議員の顔を見とると立派に見えるけど、その裏にある名古屋市民の顔を常に思って。『死んでもええ』と言っとったがね、自分で。そういう気でやらなあかん」
■“師匠の苦言”に対し…広沢市長「その都度1番ベストな選択する」
広沢市長は毎朝、お気に入りのコーヒーを淹れるのが変わらないルーティーンだ。市長就任1カ月、大きな気負いはないように見える。
広沢一郎名古屋市長: 「朝は急いで食べるので、基本的に寡黙に食べるんですよ」 妻の真理さん: 「たぶん、スケジュールとかを頭の中で考えていのかなと思って」
大村知事や市議会とも融和ムードだが、河村前市長が使ってた軽乗用車の公用車はしっかりと継承している。 広沢一郎名古屋市長: 「河村さんの時からの引継ぎです。いいですよ。背が高くて乗り込みやすいですし」
河村前市長の“苦言”についてどう考えているのか。 広沢一郎名古屋市長: 「継承というのは、いわゆる理念であるとか主な政策は継承するけど、『後は思うようにやりなさい』という、(河村前市長は)そういうタイプです。日々新たな課題も生まれますし、状況がどんどん変わってきますので、その都度その都度で1番ベストな選択をするのが私の役目ですので。特段そこには『河村さんだったらどう考えるか』とかそういう観点は全くなく、私なりの考えで決めていきたいと思っています」
■乾杯の場で交わした「これからの2人」
12月7日、広沢市長と河村前市長は、YouTubeの生配信で市長選を振り返った。手元には、河村さんが愛してやまないハイボールだ。 広沢一郎名古屋市長: 「SNSで相当盛り上げていただけたいうのは、ほんとに勝因の一つだと思いますので。まだまだこれからやらなきゃいけないことがいっぱいありますので、是非ご期待を頂きたいと思います」