“赤ふんどし”で円陣組み、上半身裸で寮歌を歌う…きっかけは飲み会、失恋、要は何でも「時代にそぐわない」とすたれた学生寮の儀式=ストームが復活・OBの特訓受けた現役学生は「形は違えど継承していきたい」
また、入学した日から1週間、寮生が毎日2時間の特訓に励んだという寮歌も、今では年2回ほどしか歌う機会はありません。 OBから特訓を受けた現役の寮生たちは… (現役の寮生) 「今では歌える人がいないので、寮歌や豪気節を練習して、昔の寮はこんな感じだったというのを知っていきたい。(Q.当時のスタイルについて)上裸で歩くのですよね。僕は面白そうだなって思っています」 (現役の寮生) 「きょう上裸で歩くんですか…?」 「えっ?たぶんきょうは上裸じゃないと思う…」 「ですよね!!」 「さすがに雨も降ってるから…」 午前中に降っていた雨も止み、準備はばっちり!いよいよ本番です! (現役の寮生) 「楽しみです!」 (OB) 「けがをしないようにやりたいと思います!」 ♪豪気節(大正12年寮歌) 一つとせ 一人のあの娘が恋しけりゃ 潮吹く鯨で気を晴らせ そいつあ豪気だね 二つとせ 故郷忘りよか若き身に 桂の浜に星が跳ぶ そいつあ豪気だね 三つとせ 南の御国は土佐の国 革命と自由の生まれし地 そいつあ豪気だね 四つとせ 良し悪し騒ぐは野暮な奴 飲めや歌へやはね廻れ… (現役の寮生 総務 副島秀之さん) 「OBの人たちが学生のときに戻っていて、目をキラキラさせながらずっと寮歌を楽しそうに歌っているのがとても印象的でした」 (現役の寮生 副総務) 「感化されて、形は違えど文化を継承していきたいなと思いました」 (高知大学南溟寮100周年記念事業実行委員会 濱本敦敬 実行委員) 「その精神を受け継いでもらえたらと。寮歌という形でなくてもいいですから、高知大学に入って南溟寮に入って、将来10年20年、50年経っても忘れないような思い出を作ってほしいと思います」 100年の歳月の中で変化していく文化。しかし、そこに込められた精神は、先輩から後輩にしっかりと受け継がれました。
テレビ高知
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