レコード大賞“異変”に業界騒然…「新人賞の枠が増えた」TBSが“ルール改変”してまで出演させたかったアーティストとは?〈こっちのけんと、ILLITら5組が受賞〉
「放送をひと月後に控えて、音楽業界は、あの賞の話題ばかりです」(音楽ライター) 毎年、12月30日にTBSが生放送する「輝く!日本レコード大賞」。11月21日にはそのレコ大の各部門賞が発表された。 【画像】「TBSが受賞させたかったアーティストとは?」新人賞を受賞した5組を写真で見る 「音楽業界がザワついたのが新人賞。2008年以来16年ぶりに4組ではなく、5組が選ばれたためです」(同前)
3組はほぼ満票だったが…
新人賞は、「はいよろこんで」が大ヒットし菅田将暉の弟としても知られるこっちのけんと、若手演歌歌手の梅谷心愛と小山雄大、韓国発のアイドルグループILLIT、オーディション番組から誕生した11人組ガールズグループME:Iという計5組が受賞したのだが……。 レコ大関係者がその舞台裏を明かす。 「審査委員会は新聞記者や評論家、TBS系列局員などの21人で構成されています。ひとり4票入れることができ、3組はほぼ満票ですんなり受賞が決まった。残り1枠を巡り決選投票が行われ、4組目が選出されました」
突如“5枠目”が増設された
しかしTBSは、決選投票で敗れた“ある新人アーティスト”をどうしてもレコ大で歌唱させたかった。 「審査委員会終了後、実行委員会が規約を変更して5枠目を設けたのです。実行委員会を取り仕切り規約変更を主導したのはTBSのプロデューサーでした」 突如増設された5枠目に滑り込んだアーティストとは誰なのか――。 11月27日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」及び11月28日(木)発売の「週刊文春」では、そのアーティストの実名や、選考の経緯、レコ大に大きな影響を与えてきたバーニングプロダクションの周防郁雄氏への直撃などを詳報する。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年12月5日号