中日退団のビシエド帰国…柳裕也がサプライズで見送り 午前6時半すぎにもかかわらず別れ惜しむ「最後はこんな感じでドラゴンズを終わってしまうのは残念」
今季限りで中日を退団するダヤン・ビシエド内野手が7日、愛知・中部国際空港から米国へ帰国した。午前6時半すぎにもかかわらず、空港では柳裕也投手がサプライズで見送りに駆け付け、別れを惜しんだ。 ◆中日・ビシエド、ファンの声援に笑顔で応える 最終戦セレモニー【写真】 今季が3年契約最終年で、球団から契約を更新しないことを通告されていたビシエドは、中日でプレーした9年間を「最後はこんな感じでドラゴンズを終わってしまうのは残念な気持ちはあります。だけど自分の目的は達成できた」と振り返った。今後については「まだまだ現役でやりたいという気持ちもありますし、来年は違うチームでプレーしたい思いはある。全力で落ち込むことなく前を向いて取り組んでいきたい」と来季は日本の他球団でのプレーを希望した。 うれしいドッキリが待っていた。チームメートで選手会長の柳が来た。2人は抱き合ってサヨナラした。柳は「僕が入団してからずっと『4番・一塁』はビシエド。何度も助けてもらいました」と感謝した。お土産に名古屋名物のせんべい「ゆかり」を手渡した。助っ人は「オウ、ヤナギ」と声を上げてほほを緩ませた。 ビシエドは2016年に来日し、中日に入団。18年には首位打者、最多安打のタイトルを獲得し、18年から2年連続でベストナインに選ばれた。23年は中日の外国人選手では初の通算1000安打を達成するも、シーズン通しては打率2割4分4厘、6本塁打、23打点。日本人扱いとなった来日9年目の今季は1軍での出場は15試合に留まり、シーズンのほとんどを2軍で過ごした。9年間通算では958試合出場、打率2割8分7厘、139本塁打、549打点。
中日スポーツ