利便性が高そうなので「通帳」から「デジタル通帳」に切り替えを検討しています。盗難や紛失の心配もないし、メリットの方が多いですよね?
スマートフォンやパソコンの普及に伴い、通帳からデジタル通帳への切り替えを推奨している銀行もあるようです。実際に銀行からの案内を受けて切り替えを検討している人もいるかもしれません。 しかし、デジタル通帳への切り替えを検討するうえで重要なのが「どのようなメリットがあるのか」でしょう。 この記事では、デジタル通帳の説明とあわせて、切り替えるメリットやデメリットについてご紹介します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
デジタル通帳とは?
デジタル通帳とは、既存の通帳をスマートフォンやパソコンで確認できるようになるサービスのことです。銀行によって呼び方に若干の差はあるようですが、できることは基本的に変わらないとされています。 デジタル通帳に切り替えると、入出金の明細や残高などは自動でデジタル通帳に反映されます。紙の通帳のように記帳の必要がなく、銀行に持って行くことを忘れる心配もないでしょう。 ただし、切り替え後は基本的に紙の通帳を利用できなくなるようです。併用できないケースが一般的とされているため、紙の通帳を利用し続けたい場合には、注意が必要です。
デジタル通帳に切り替えるメリット・デメリット
紙の通帳からデジタル通帳への切り替えを検討するのであれば、どのようなメリット・デメリットがあるのかを知っておきましょう。ここからはそれぞれの内容について、詳しく解説します。 ■メリット 一般社団法人全国銀行協会「デジタル通帳に切り替えると何が変わる?」によると、紙の通帳からデジタル通帳に切り替えるメリットとして、以下があげられています。 ・通帳記帳や通帳発行の手間がなくなる ・通帳の紛失、盗難の心配がなくなる ・ATMや銀行窓口に行く時間を節約できる ・いつでもスマホやパソコンで残高、取引明細の確認ができる など また、銀行によっては、紙通帳を利用すると手数料が発生する場合もあります。手数料は年間で500円程度ですが、デジタル通帳に切り替えれば、この金額を負担する必要がなくなることも、メリットの一つです。 これらの部分に利点を感じるのであれば、切り替えを検討してみましょう。 ■デメリット デジタル通帳に切り替えるデメリットとして考えられるのは、スマートフォンやパソコンがなければ残高や取引内容を確認できない点です。特に高齢の方であれば、紙の通帳に慣れていることもあり、不便さを感じてしまう可能性があるでしょう。 また、古いスマートフォンやパソコンを使用している場合は、そもそもサービスに対応していない可能性も考えられます。そのため、自分の使用している機種が対応しているかは必ず確認しましょう。 パスワードの管理についても、注意しなければなりません。パスワードが流出すると、アプリやWebサイトから誰かに取引されてしまう恐れがあるため、しっかりと管理しましょう。