ヤクルト・長谷川宙輝が増額更改!オフは「質よりも量」を重視 フォーム修正で左のリリーフ争い勝ち抜く
ヤクルト・長谷川宙輝投手(26)が2日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸750万円から増額でサインした。色紙には「奪取」と記し、「自分の位置を奪う、見つけて、自分の位置を探すというのを目標にしていきたい」と決意を示した。 東京・聖徳学園高からプロ入り8年目の今季は、貴重な左のリリーフとして19試合に登板し、1勝0敗、防御率4.71。8月26日に出場選手登録を外れてからは、高津監督からの勧めもあってサイドスローにも挑戦した。 「慣れてくると、どんどん肘が下がってきた。全然まだ自分の位置を見つけられてないので、まずは自分の位置をしっかり、腕の位置を見つけるというところが一番だと思っている。自分が生きていくために見つけて、とりあえず継続して続けていこうと思ってます」 11月に愛媛・松山市で行われた秋季キャンプでは、高津監督から付きっきりで指導も受け、「『コースに投げ分けられるようにというのが一番』とおっしゃっていました。自分の中で今までできていなかったところなので、一番はは、左右の投げ分けをやっていきたい」。12月は広島でトレーニングを行い、来年1月には同学年の木沢とともに韓国で動作解析を行ってもらう予定。徹底的な走り込みをオフシーズンのテーマに掲げ「質というよりは量を増やした中でいい質のものを見つけていきたい」と言葉に力を込めた。 新人ではD3位で荘司(セガサミー)が入団するなど左のリリーフの競争は激化する。「もちろん負けられない。今投げ方を変えているという段階で、似たような選手は今ヤクルトにはいないと思っているので、何か突出したものを出していけたらいい」と意気込んだ。